| 刊行書のご紹介 |
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星野典比古は神の子のように純粋無垢である。
全身を感動と激高の迫間で振動させている。
したがって、この詩集の詩群もまた静と動の対極にあり、
そこに21世紀の若者の思索をみることができる。
帯文:山本十四尾 |
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星野典比古詩集
『天網』
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2008年5月30日刊行
栞解説文:鈴木比佐雄
A5サイズ 128頁 上製本
■定価2100円(税込) |
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【目次】
第T章 天 網
天 網 10/天との干渉 12/境界線 14/鮭の遡り 16/聖 域 20/閃 光 22/新 緑 24
偽り捜し 26/蚊帳の外 28/からくり人形 30/秘 策 32/生命の道 34/激 励 36
涙 40/清廉潔白 42/跫 音 44/聖 誕 48/鎧 50/征 伐 54/弔 い 56/核 心 60
愛 64/蟻の一穴 66/希望の録画係 70/和平へのレクイエム 72/
諸行無常 74
勇 者 76/未 練 78/満 開 80/幸福列車 82/星 屑 84
第U章 滴ちてゆくもの
滴ちてゆくもの 90/母の哲学 92/御出来 94/棘 96/心の花 98/御蔭さま 100
幽 玄 102/鮭の切り身 104/仏 前 108/委ねられるもの 110/花の道 112/解 脱 114
生者の微笑 116/負い目 120
あとがき 122
【詩を紹介】
天 網
私の瞳の奥底には 怯え がある それを見抜く者は私を 弱虫 と言うかもしれない 瞳という泉の深部は覚られぬ場所と信じ 空き瓶や空き缶を放り投げてしまったのだ しかしゴミ拾いはしない 怯え こそが悶絶する魂の真実の輝きなのだと解釈していた
もう何年泣いていないだろうか 憂いや悲しみがないのではない ゴミが放出するという醜態を晒したくないのだ 血も涙もない という者は非情なのではなく 人一倍 怯え を宿しているのだと思えてくる 真実の哀訴には涙が必要であることは 最大の葛藤なのだ
今日も 嬉しい土産話を持って 家族の元へ帰宅する 冗談を言い合って 爆笑の渦 一歩一歩 絆が深まって行く そして私はまた 一つ 一つ ゴミを放り投げて行く これが現実だ 真実だと 自らを慰撫する そして 霊峰富士でさえその実態はゴミの山ではないか と自らを正当化する その悪態に当然の如く天から反発が来る お前は直叙だけしていればいい ?吐き! 汚名を着せられればこちらも反発したくなる お前が泣かせてくれないから!
天網恢恢疎にして漏らさず 網目を?い潜れる者よ さようなら 私は己のゴミの中から 天の網を引き裂くナイフを探し出し 震える手で握る
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生きてきたことと生きていることと 生きていくことを識別しつつも、
内観を常に苦渋に染めながら、石下典子は生と死のあり様を沈思する。
そこから抽象されてくる詩群の美学は
読む人のこころを魅了させずにはおかない。
帯文:山本十四尾 |
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石下典子詩集
『神の指紋』
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2008年5月30日刊行
栞解説文:鈴木比佐雄
A5サイズ 128頁 上製本
■定価2100円(税込) |
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【目次】
第T章
神の指紋T 10/神の指紋U 16/念 20/鷲高隈 24/口中の刃 28/七歳の檸檬 32
線香花火の夜 36/殯 40/墓 地 44/煉り羊羹 48/桜の入水 52/やわらかい女 56
しもつかれ 60/省 く 64/ざわめでくる 68/象の紙 象の風 70/摘 む 74
第U章
爪の桜 80/
水を汲みに 84/素足の女 86/尼 90/得度のピアス 94/涙する文字 98
蘭 鋳 102/覦 み 104/なんどでも莟 106/芹 108/ふたりの女 112/砂 廉 116
潦ひかる 118/
釘 122
あとがき 126
【詩を紹介】
神の指紋T
かたちあるものなら
はじめから
失う覚悟もできる
見えないものはどう守ればよかったのか
こころ死んだ少年の亡霊が
夕飯を食べている
浅く掛けた椅子の猫背に
無言の箸が往復している
平穏を疑わない学校で
おとなが仕掛けていたと誰が思うだろう
未熟なこころをなぶるのはたやすく
ずっと血をにじませていたに違いない
堪えきれず大破するのは必然だった
潜んでいた激昂は一気に噴きあがり
家は淀みに呑みこまれていった
幅広ズボンの裾は黒い尾鰭
爪先で世間に蹴りを入れながら
外股に闊歩しては充たされる一瞬
ひっつめ髪につり上がった目と眉で
寒気を切り裂いて夜通しあてもなく
自転車で漕ぎ回っていた
それでもなお
憤懣の流失は止まず
昂ぶる感情の弧は捩れていく
母を悔悟の総てがしめあげた
荒れ狂う暴風の中で吹き飛ばされぬよう
母ひと文字を杭にして
しかし切なく遣りきれないのは
誰でもない
十五のおまえだった
おまえの母はこの母ひとり
どこまで堕ちてもさらにその下
この手で受けてやる
呪文のように呟けば
うしろ指さされる痛み 謗りの棘なんかどうにでもなる
幼さを隠せないひょろりとした腕の
真ん中の崩れたくぼみ
それは 自らが煙草の火を押し当て
根性焼きと呼ぶ火傷である
生涯の落款 親と子の
だがともかく気が済んだのだ これで
でなければ
自裁の決着をつけていたかもしれぬ
母にはわかる
ひしと腕を握り この世にとどめてくれた
神の指紋
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〈恐かったよね〉ガンタラ橋を渡るのは
古番線を張り ゆらゆらゆれる吊り橋から
落ちないようにぼくたちは必死に足許を
確かめながら〈小さな息をしてきたよね。〉
ガンタラ橋を渡って一日が終り
ガンタラ橋は増水のたび流された。
帯文:「ガンタラ橋」より |
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遠藤一夫詩集
『ガンタラ橋』
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2008年5月30日刊行
栞解説文:鈴木比佐雄
A5サイズ 128頁 上製本
■定価2100円(税込) |
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【目次】
第一章 プリムラの鉢
プリムラの鉢 10/癌入院 11/小 康 13/始末書 14/舟 17/抜け毛 20/北口 通用口 22
冬 至 24/うた 五月に 26/山茶花 通信 28/舞 茸 30/いわし雲 32/立春 前夜 35
神無月 37/それぞれの秋 38/座 る 40/宅配便 43/風 46/雲 48/物 心 50
第二章 阿武隈川
阿武隈川 54/ガンタラ橋 55/日のあゆみ 58/山 河 61/田村のはる 64/帰 郷 66
川唄 精霊流し 68/湖水伝説 71/磐梯山 73/安達太良山 76/寒い話 79
百日紅の樹の下には 82/柵 86/滝の桜 88/みどりヶ丘 点睛 91/山河(U) 93
古 里 96/だるまさんの唄 98/連れ合い 101/初 雪 103/仮眠抄 105/飛べない鳥 109
旅の終りに 112/風 花 114/余 熱 Kに 117
サチに 119
あとがき 124
【詩を紹介】
ガンタラ橋
日照田 雨田
ガンタラ橋を渡って小学校に通った。
下田 中田 上田 古学校跡は中間点。
荻の久保から上行合まで
ガンタラ橋を渡る為に右廻をし
道草を食った。
小川の田中屋敷に級友が住み
手代木の遠藤君とも気が合った。
大善寺のお稲荷様の老藤は半ば枯れ
谷田川の川面に西陽が映り
帰宅のおそいぼくを叱る家族が居た。
春、れんげ田の中に疲れたぼくがいて
前と後にランドセルを背負った君がいて
汗かきながら空腹だった時の空の青さを
ずっと忘れずにいるあなたのそばで
時たまにいつ死んでも良さそうな
空の青さをお腹の底にたたみこみ
生きて来たはずの君の上まぶたも垂れ気味で
遣らずの雨が猫背をぬらし
〈恐かったよね〉ガンタラ橋を渡るのは
古番線を張り ゆらゆらゆれる吊橋から
落ちないようにぼくたちは必死に足許を
確かめながら〈小さな息をしてきたよね〉。
ガンタラ橋を渡って一日が終り
ガンタラ橋は増水のたび流された。
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浜田知章は「聖處女」という言葉の好きな詩人である。永遠の文学的ロマンティシズムがあり、社会文化運動の一人の旗手として、戦中、戦後、昨今までの記憶は鮮明で尽きることがない。沈黙の時もなかった。
わたくしとは切って切れない運命的な人間関係にあるが、老いについて語り合ったこともなく、激浪の水面の上に、彼の顔かたちがすっきりと見える。
帯文:長谷川龍生 |
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浜田知章詩集
『海のスフィンクス』
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2008年5月30日刊行
栞文:浜田文 鈴木比佐雄
A5サイズ 128頁 上製本
■定価2100円(税込) |
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【目次】
第T章 海の墓
海のスフィンクス 8/
ヒロシマから鷺宮まで 14/
「町医者」三題 22/かぎろいの 日々 38
拉 致 42/真 贋 48/「アメリカン・バイオレンス」 52/滞留記 58/海の墓 62
いちまいの「赤イ カミ」 68
第U章 戦場の臭い
戦場の臭い 76/
営門を出て 80/嫌悪感 82/センチメンタルな古いふるいバラード 86
夢殿の救世観音 90/雪が……。 92/沈黙の時のながれの中で 98/「エントツ男」の話 100
昔日懐古録 104/決断の丘 108/佐久間ダムで 110/むかしも今も 114
人間であること 118/日本の哲学者について 120/美しい笑い顔 124
跋文にかえて 大崎二郎 126
【詩を紹介】
海のスフィンクス
歌集「踟?」を
出版した茨木在のK・Oと
戦中派同士の好みか
予科練から帰還後、病死した弟と思う日もあった
「踟?」
彼によれば、海軍用語でランデブーという
K・Oが海軍兵学校の制服を着たのは
昭和19年10月広島・呉だというから
入学式かで航空母艦「雲龍」を見て
その壮大さに磐石の重さ、雲のようにひろがった感動に涙したこと だろう
海軍将校のスマートさは
神戸元町通りでみた
その晩の夢で、
短剣を吊った俺自身を見たのだが、お笑い草だ、
戦艦も航空母艦も見たこともなく
実物に接見したことも
生れてから一度も俺にはないのだ
一度たりとも。
砲身に長き藻靡き樓折れて横たわる長門
魚数多棲まわず
海底の戦艦大和の「御紋章」をまざまざと
映す少し青ずめり (『踟?』)
テレビを俺もみたが
戦艦大和が藻屑、鋼鉄の断片の無残さ
泥の乱舞が静まると
鉄屑が藻のように揺れ
御紋章が口の泡のように見えたが、
さだかでない。
僅かに
駆潜艇2隻に護衛され
夜のオホーツク海をヂグザク
さまよっていたのだ……
遠い遠い
エジプト・クレオパトラ王宮跡から
スフィンクス像二体が発見された
1997年10月フランス・エジプトチームの発表、写真も同時に、
アレクサンドリア港でのことである。
二千年前
の古く遠い世の人間のドラマが
あざやかによみがえり
厚いベールを?いで現前性を持ったのだ。
調査発掘に秀い出ている
日本考古学のチームは
太平洋で撃沈された
無数の艦船を把握し、曳き揚げているか
忘れッぽいこの国の習性
突出した戦病死の若もの
の中の
ひとりの息子の死
に号泣した
一人の母が
真命のかぎり
祈っていたことを君は知っているね、その
つよい思いを
人魂のような、と
藻のゆらぎに見ないで
壮大な沈黙の海底に
若もののスフィンクスをつくろう
若ものの兵馬俑をつくろう
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「天声人語」で絶賛された『原爆詩一八一人集』の英語版が遂に発刊!
この英語版と日本語版2冊の詩集は世界市民の共有財産であり、 英語を学ぶ人にも最適なテキストになる、必読の書だ。
Against Nuclear Weapons A Collection of Poems by 181 Poets
1945-2007 |
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【目次】
序文 「核」と人間との対峙を 御庄博実……12
1945〜59年
峠 三吉 『原爆詩集』の序……16
仮帯所にて……16
微 笑……17
栗原貞子 生ましめん哉 ―原子爆弾秘話― ……18
原 民喜 原爆小景……19
大原三八雄 茶わん……23
福田須磨子 忌まわしき思い出の日に……24
原爆のうた……25
大平数子 慟 哭……26
小倉豊文 紙の墓 ―亡き妻に― ……26
湯川秀樹 原子と人間……28
御庄博実 原子の歌 「盲目の秋」より ……30
嵯峨信之 ヒロシマ神話……34
白鳥省吾 ボロボロの神……35
永瀬清子 滅亡軌道……36
廃墟はまだ冷えていない……37
長谷川龍生 追う者……38
浜田知章 太陽を射たもの……40
木島 始 起 点 ―一九四五年― ……40
木下夕爾 火の記憶――広島原爆忌に際し―― ……45
長い不在……45
深川宗俊 冴えた眼から……46
堀ひろじ 小止みなく雨が……47
真壁 仁 みどり幼く……48
米田栄作 川よ とわに美しく……50
八月六日の砂……51
長津功三良 広島にて 二篇……52
小野十三郎 原爆十周年に……53
大木惇夫 ヒロシマの歌……54
井上究一郎 樹木のない街はさびしい
――広島(一九四七―四九)……56
イリヤー・エレンブールク 長崎の雨……57
ナーズム・ヒクメット 死んだ女の子……58
1960〜69年
犬塚昭夫 冬――胎内被爆者の手記……60
大原三八雄 破 誡……61
岡 隆夫 太田川……62
さかもと ひさし 冬の眼球……64
田中喜四郎 憤 怒……66
風山瑕生 ヒロシマはわがもの……68
深川宗俊 小さな骨……69
堀ひろじ 凍てつく大地に……70
1970〜79年
諫川正臣 コスモスの花……72
伊藤勝行 水 牢 ――久しぶりに写真の整理をした ……73
石川逸子 ヒロシマ連祷 41……74
ヒロシマ連祷 42……75
上滝望観 ハイビスカス物語……76
金丸桝一 一枚の服……77
北畠 隆 僕は広島の旅人だけど……78
栗原貞子 ヒロシマというとき……79
四国五郎 かたまり……80
ジャック・ゴーシュロン ヒロシマの星のもとに……81
津田定雄 ヒロシマにかける虹……85
山田かん ロスアラモス……86
地点通過……87
1980〜89年
葵生川 玲 傘のある私信……90
有馬 敲 ヒロシマの鳩……91
伊藤眞理子 たずねびと ―昭和の聞き書― ……92
名 簿……93
伊藤瑞子 八月の空に……94
入江昭三 かんざし……95
石村柳三 春の風 〈昭和四八年初春・広島市平和公園を訪れて〉……96
金丸桝一 みんなもういちど新しいのだ……98
桜井さざえ 閃 光……99
近野十志夫 園井恵子の広島
――あるタカラジェンヌの死まで……100
趙 南哲 座布団……104
炭……105
新川和江 ヒロシマの水……106
中 正敏 空の鍵……107
石……107
鳴海英吉 被 爆……108
西岡光秋 その朝……110
苦い記憶……110
吉田美和子 小さな風……111
1990〜99年
うおずみ千尋 八月 ニしぐれ ―被爆五○周年に―……114
大井康暢 ビキニ……115
埋田昇二 ヒロシマ
―造形 ライトボックス 片瀬和夫「夜に寄せて」……116
高 炯烈 『長詩 リトルボーイ』終 焉……118
草の葉……119
崔 龍源 はじらい……120
柴田三吉 さかさの木 ―ヒロシマにて……122
ヒロシマのピアノ……123
下村和子 「こわれもの 注意」……124
微 香……125
鈴木比佐雄 海を流れる灯籠……126
辻元よしふみ 戦争ってヤツ……127
みだらな銃口……127
津田てるお コーヒーはブラック……128
豊岡史朗 20世紀……129
中間末雄 五十年目の八月六日……130
芳賀章内 垂らしている……132
浜田知章 弄御子……134
平原比呂子 ボタン……137
福田万里子 危険物埋蔵地……138
松尾静明 さ あ ―アメリカが臨界前核実験をした日に―……139
みもと けいこ フロッタージュ……140
御庄博実 変貌する河辺で僕は……142
柳生じゅん子 形 見……143
よしかわ つねこ ヒロシマ発・他人の街
―死んだ少女の声―(戦争を起こす世界中の政治家たちに)……144
2000〜07年
秋村 宏 海 へ……146
秋山泰則 原爆の痕……147
戦 死……147
朝倉宏哉 祈 り……148
安藤元雄 夏の花々……149
李 美子 蓮の花……150
飯嶋武太郎 二つの出版記念会……151
池山吉彬 ヨード液色の夜……152
石下典子 六十三年後の夜……153
伊藤眞司 少女二体の柏l形に ―広島平和資料館にて―……154
伊藤眞理子 秋 望……155
伊藤芳博 世界の終わりに(映画「ヒバクシャ」より)……156
井野口慧子 水蜜桃……157
上田由美子 ガラスのかけら……158
夾竹桃……159
岩崎和子 母の戦争……160
有働 薫 六歳の夏 広島駅を通った……161
江口 節 朝 顔……162
大掛史子 最初のみどりはスギナだった……163
大崎二郎 笑い 三つ……164
大塚欽一 慰霊祭が終った後で……166
大原勝人 火の中の誓い……167
大山真善美 probablymight(多分 かもしれない) ……168
沖長ルミ子 振り向くと……169
奥 重機 暴虐のあと……170
尾内達也 August……171
片岡 伸 黒い雨……172
加藤 礁 ムルロアの白い波……173
金子以左生 解れぬ……174
川村慶子 恐竜夫妻の小さな近況報告……176
河村信子 M……178
北畑光男 木の魚 丸木美術館にて……179
金 水善 黒い爪(八月六日以後 廣島はヒロシマになった)……180
北村 均 ぶらんこ……182
木村淳子 彼女は黙っていた ―被爆のマリア像によせて……183
草野信子 爪の先まで……184
[原りょう 出口はどこだ……185
くにさだ きみ アカイ背をもつ被爆の記録
―広島・長崎・原子爆弾の記録から―……186
くりはら すなを 臨 界……190
ばくはつはもう終った……190
倉岡俊子 痛 恨……192
黒羽英二 終りの始まり……193
甲田四郎 ゴジラ……194
河野俊一 キャッチボール――非核のねがい……195
腰原哲朗 ミリユウ 花は花でも……196
小島禄琅 ぬくもりと共に哀しさを描くもの……197
酒井 力 白い記憶……198
近藤明理 世界の共通語……200
坂上 清 八月は消滅した
〈犯罪者は裁かれなくてはならない〉……201
相良蒼生夫 野の草の花・核……202
佐川亜紀 ヒロシマの眼……203
佐相憲一 長 崎……204
真田かずこ 空……205
重光はるみ 見 る……206
島田陽子 あの日 わたしは……207
白河左江子 今 ふつふつと心にたぎるもの……208
杉本知政 義兄の夏……209
図子英雄 沈 黙……210
鈴木茂夫 現実と幻想……211
鈴木比佐雄 相生橋にもたれて……212
鈴木文子 へいわをつくろう……213
瀬野とし 宝蒸し……214
高梨早苗 あの日の空を誰が知っていたか……215
滝 和子 誕生日は……216
竹内美智代 花の顔……217
田中詮三 あの上空 ―目覚める悲歌― ……218
田中眞由美 ひそかに……219
千葉 龍 ヒロシマ・ナガサキの落穂……220
塚本月江 身代わり……221
津坂治男 人百倍……222
遠山信男 詩もまた行動します
かがやく青い地球のために……223
徳沢愛子 あ・鳩が ―長崎報告―……224
鳥巣郁美 原子力の行方は……225
中 正敏 星ではない……226
エピック・トピック「余聞」……226
中岡淳一 みどりが滴り……227
長津功三良 八月・そして白刃……228
歩 く……229
長沼士朗 マグロ塚「第五福竜丸」を忘れない……230
中原澄子 一九四五年八月九日十一時二分・長崎……232
中原道夫 赤い背中 ―それは、魔性と化した長崎の―……234
苗村吉昭 渇 き……235
なんば・みちこ 戦 争……236
西村啓子 祭 典……237
原 圭治 スミソニアンの誤算……238
馬場晴世 八月の道……240
原田勇男 叔母への手紙……241
日高てる 水ヲクダサイ――原爆記念日朗読ノタメニ……242
日高のぼる セミ ――校歌断章……244
扶川 茂 八月のうた ―孫娘に―……246
福谷昭二 ただようもの……247
藤元温子 美しく 核実験に……248
妹が哭く……249
本多照幸 ポロニウム……250
前原正治 夏の幻想的なメモから……252
増岡敏和 鳴 る……254
御庄博実 童女を抱くあなたと……255
水崎野里子 シンガポールの原爆資料館にて……256
宮崎 清 時間の関節……258
宮本智子 もしも あの……260
村永美和子 電 飾……261
森 哲弥 数値残照……262
森田海径子 壬生発 広島行き……263
柳生じゅん子 菜の花……264
安永圭子 忘れてはいけない……266
楊原泰子 母の悲しみ……267
山佐木 進 声……268
山下静男 戸板の人は……269
山田輝久子 お土産……270
山本 衞 食べなかったお弁当……272
山本聖子 それからの……273
山本倫子 何も知らなかった何も……274
山本十四尾 飛翔 出発……276
結城 文 原爆のことをはじめて聞いた日……277
吉川 仁 告 発……278
報 告―広島にて……278
横田英子 夾竹桃の花よ……280
吉田博子 あかるいあかるい光の中で……281
吉田義昭 科学狂時代……282
若松丈太郎 死んでしまったおれに
ジョー・オダネル撮影「焼き場にて、長崎」のために……284
解説・編者あとがき
解説1 ヒロシマが告げるもの 石川逸子……288
解説2 原子爆弾でも負けんもの、川の水
―解説にかえて― 長谷川龍生……292
解説3 「ヒロシマの哲学」に呼応する詩人たち 鈴木比佐雄
……295
編者あとがき
決して風化しない証を世界に 山本十四尾……299
原爆詩集のことなど 長津功三良……300
編註……301
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雨音のひめるリズムに
無意識のうちにもちつづける涅槃の音を聴こう
熟したみずからの季節の雨を放射し
てんねんの滅する匂いをうむ晩秋雨に
帯文:石村柳三「晩秋雨」より |
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石村柳三詩集
『晩秋雨』
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2007年12月22日刊行
栞解説文:朝倉宏哉、鈴木比佐雄
A5サイズ 200頁 上製本
■定価2100円(税込)
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【目次】
一章 晩秋雨
晩秋雨 10/雨の心理学 11/
雨の黙語 12/時間に彫る 14/草むらの楽師たち 16
ドームの河 18/風と光と桜 20/海の蝶たち 22/線香 24/心象の花 26/朝顔 28
≠ィ山参詣a@30/秋の梵鐘 33/秋色 34/りんごエレジー 35/寒椿 38/続 寒椿 40
竜飛岬燈台 42/風雪の聲 44/雪はわたしの眼にふる 46
二章 うちわ慕情
うちわ慕情 52/花火 54/身軽さの音 56/下駄の音 58/日常の音列の中で 60
峠の音色 62/空に彫る 64/風鈴 65/風雪の音色 66/徒歩の音 68/遠雷 71
車窓 74/人生のレール 76/されど石の沈黙 78/年輪 80/静止 82/風光 85
続 風光 86/石の沈黙 88/ある骨の音 90/身の刻印 92/母 93/波濤 94
三章 春の神がみ
春の神がみ 98/夏の神がみ 100/秋の神がみ 102/冬の神がみ 104/化城の世 106
太陽と汗 108/仏陀を街へつれてゆこう 110/仏陀の声 112/バラモンの妻 114
眼 117/いのち無心 120/《時間の中で問う》 122/その人は仏陀 123/影 126
蝙蝠人間 128/思念のかたらい 130/不軽菩薩の眼 132/滅びる 134/倒 136
運命地図 138/足!? 140/仮面 142/足の眼 145
四章 雨新者の墓
雨新者の墓 150/湛山翁の墓 153/平和への年輪 156/雨雀の墓 158/《単独者》 161
墓前に想う 164/鳴海英吉の墓 166/お盆墓の話 169/回帰 172/幻の川 174
墓のある風景 176/墓はかたる 178/《生死》 180/眼底の墓 182
詩作品初出一覧目録 185
『石村柳三詩集 晩秋雨』跋文 桐谷征一 192
詩集『晩秋雨』〔あとがき〕 196
【詩を紹介】
晩秋雨
落葉と雨は
触れてふれられて
触れられてふれて
感応のしずけさにしっとり雨の音をけす
里や山の落葉にふる雨はどこかふとさびしい
それは雨心の
ひとに言えぬ秋のさびしさの泪であるためか
ふかまった秋の雨の孤心をしってるためか
深遠のさびしさをしるひとよ
ときには
晩秋の染まった雨の色に
そのさびしさをつつんだ秋の愛の泪をながそう
雨のなかにあるひとときのやすらぎの
雨音のひめるリズムに
無意識のうちにもちつづける涅槃の音を聴こう
熟したみずからの季節の雨を放射し
てんねんの滅する匂いをうむ晩秋雨に
ふかく
しずかに移ろう色をもやし
秋の雨とともに沈黙してゆく山よ里よ
その沈黙の流露のこころに
秋の雨はただただ無心に
裸になりたがっている木々を打ち草を打ち
落葉とのちりゆく遊戯の真実のやさしさを放つ
秋雨や落葉をrわえ土ねはん
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帯文:どんな歩き方にも/それぞれのPhilosophyがあって/それなりに刻印に励んでいる/だから抱きしめる/足先の落葉にも敬意は有る/そして/砂まみれの魂が在る
帯文:葛原りょう「魂の場所」より |
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葛原りょう詩集
『魂の場所』
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2007年11月30日刊行
栞解説文:長津功三良・鈴木比佐雄
A5サイズ 192頁 アジロ製本
■定価2100円(税込)
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【目次】
T章 魂の場所
魂の場所 10/静かの海 12/馬頭星雲 15/風と巡礼 18/ウエノヤマ 21/ニンゲンの牙 24
触 診 26/餓 鬼 28/不忍池 30/ゴッホに 33/火の粉 36/Life 39/河 畔 43/虹 44
月廻り唄 46/注がれた月のある夜に 49/抜 刀 52/メッセージがいっぱいで入りません 54
塗る 57
U章 サツキ
サツキ 62/drei 65/冷血譚 68/ミッドナイトロータリー 70/落日素描 73/リアル 76
猿になる 80/冬の挽歌 83/仔 狐 86/ハトと青年 89/潮干狩り 92/ふとん 94
鳥――α(アルバ)の歌 96/行 進 98/目 薬 101/夢 ――これも一つのレクイエム 104
いぶりがっこ 107/五時の夕食 110/晩春霊歌 112/モーニングスター 115
V章 鉱 石
風 車 120/鉱 石 124/太陽待ち 129/肩こり肩こり 134/マナーモード 138
シュレッダー 140/キックターン 142/ツレヅレ 145/二月の歩道 148/涯(はたて) 151
ひぐらし 155/夜のでんでん太鼓 158/呼 吸、またはカノンのような 160/クチナシ 166
出口はどこだ 170/ノーモア 174/ある銀漢の下で 178/巡 業 182/星降る夜に 185
あとがき 188 |
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其処にある岩のはざまの/一粒の真珠母貝の/望郷の涙の一滴が/熊笹の葉先からぽつんと零れ/四万十のみなもとになった
帯文:山本衞「誕生」より |
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山本衞詩集
『讃河』
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2007年11月29日刊行
栞解説文:鈴木比佐雄
A5サイズ 168頁 上製本
■定価2100円(税込)
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第一章 讃河
讃河T―
誕生 10/青海苔のうた@ 13/青海苔のうたA 16/水のはじまり 18
讃河U―河 21/屋号 23/憎しみの川 26/歓喜のうた 29
讃河V―脱藩の道 32/ダム 34/ゴリ 37/川べりに 40/沈下橋 42
讃河W―窃盗事件 44/ひとりのおんなと 47/足 49/朝 52
第二章 浜田知章氏の帽子
浜田知章氏の帽子 56/裁判所界隈 58/B 61/釣り 64/家祈? 66/独立 69
沙魚に 72/雑学的人体論 74/ビヤ 77/枇杷 80/納骨堂 83/重さ 86/水 89
第三章 撒水
撒水 94/放たれて 97/触れられない 100/輸送船 104/お母やん 108/まがい物 110
仔馬 113/嫂よ 116/兄よ 118/かぜ 122/つれあい 125/うぶ毛 128/旬を食う 132
第四章 砂嘴の上で
樹の話 136/砂嘴の上で 139/捜しもの 142/あした 144/峡谷の村 146/シバテン 149
一発 152/少年たちへ 154/落ち葉焚き 154/忘れるな 157/膨らむ 160/ひとは 162
あとがき 164 |
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父はどこに記憶をしまっていたのだろう/淀みなく正確に/日時まで入れて淡々と語り/私はそれを書き取っていく
帯文「白い記憶」より |
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酒井力詩集
『白い記憶』
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2007年11月11日刊行
■定価2100円(税込)
A5サイズ、128頁、上製本
栞解説文:鈴木比佐雄
収録詩27篇 |
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| 第T章 白い記憶
白い記憶 10/母 16/兄 22/旅 28/捨てる 32/時間 36/友 38/肖像画 40
第U章 離愁の朝
寄生木 46/墓標 50/浅間そして小諸 52/峠路 54/離愁の朝 58/黒い石 62
灰降りそそぐ 66/九月 70/便り 74/詩人の魂 78
第V章 茂兵衛と蛙
「あっ」と声を 82/都会 86/風 90/岩の中 94/縊死した男 98/光 106/闇と光と 110
遠くマゼラン星雲の彼方へ 114/消滅 118
あとがき 123 |
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農薬づけの「コシヒカリがこわい」と
赤米・黒米を栽培する著者が米作りの病巣を抉り
二億年のイネと人間の悠久の歴史を辿りながら
現代人の在るべき食文化を指し示す「新・叙事詩」
帯文より |
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| 第一章 コシヒカリがこわい
コシヒカリがこわい 10/農薬一発イネグリーン 17/コシヒカリ・コシヒカリ 20
DDTとPCB 26/劣化米 33/万全のコメ 36/稲泣き 42/仰山出来りゃぁ 51
イネの立ち葉 56/葦間のイネ 60
第二章 二億年のイネ
古古米コッコ 70/天 山 73/二億年のイネ 76/久 米 84/いんぎょうちんぎょう 88
かおり米カバシコ 92/朝日米 96/わがイネの小都 98/池は死に絶え 102
イタリアのコメ 104/藺刈り 110/黒いパン 112
第三章 指がとび
指がとび 116/落ちる 122/肋を挟まれ 124/親子だんご 129/黒ゴマだんご 132
ソフトな盆だご 136/やつまただんご 140/糀づくり 144/甘酒とにごり酒 147
エコ米 151
参考文献 164
あとがき 166 |
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深い思索の円周のなかに、
短・深・鋭の世界が展開されている名詩編。
山本泰夫の円熟さに、瞠目するばかりだ。
山本十四尾 |
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| T章 時
- 時 詩編 - 10
- 地底 詩編 - 18
- 道草 詩編 - 26
- 触 詩編 - 34
U章 ギタリスト
ギタリスト 46/寝室 50/耳 54/ビル風 58/車 62/案山子 64/男 68
ほりぬき 74/雲の上のアルバム 78/花束 82/別に 84/階段について 88
鬼さん 92
V章 笑いながら行くひと(連作詩)
黒い手 98/原形 101/玩具 104/個体 107/肉 110/仮面 113/時間 116
秤 120/眼 124/海 127/扉 130/独語 133/白い手 136
あとがき 140 |
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壷阪輝代の文目は醇乎で、
読後の余清と人生の聞香までを、
読者に与えてくれる
山本十四尾 |
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2007年9月26日刊行
■2100円(税込)
A5サイズ、160頁、上製本
収録エッセイ:38編
帯文:山本十四尾 |
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T章 詩神につつまれる時
詩神につつまれる時 10/ひきつがれていくもの 13/富士山をかついで 20
交わらない声 23/日だまりの会話 26/ふるさとの古墳 28/花の色 30
河童見習い 32/街角の名医 34/宝 物 36/ちいさな謎 38/ある出会い 40
辞書あれこれ 42/白い馬について 44/
忘れられない絵 47
縁を結ぶ(1) 50/縁を結ぶ(2) 53
U章 絵のなかのぼたん
絵のなかのぼたん 60/風のありか 63/精神風土について 66/まなざし深く 69
私にとってのバイブル 74/「つつまれる」ということ 77/ふたりの詩人 80
「詩と画」が届けてくれたもの 85/詩と楽器のジョイントからみえてきたもの 89
V章 定住したボヘミアン
定住したボヘミアン 96/ひとすじの煙 104/一冊の本との出会い 108
アガスティアの葉 112/「星の王子さま」は何処に 115/詩集『動物哀歌』との出会い 122
座右の詩集 126/「前頭部の詩魂」について 130/小説家の詩 137/月船さんへのたより 143
詩人の眼 149/含羞の詩人 153
あとがき 156 |
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宮田登美子は「夢の言語化を夢見る詩人」だ。
その徹底した詩法の試みは
私達の想像力を刺激してやまない。
帯文 |
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T
閉じられる時 10/水辺 14/イカダの上で 16/帰ってきたひと 18/札所巡り 22
闇 26/雪 30
U
風に囲まれて 34/仮面の貌 36/亀裂 38/星の祭り 40/十字路 44
急流 48/逃亡 52/帰郷 54/視線 58
V
陶器の人形 64/道 68/わたしは誰? 72/手紙 76
竹藪の不思議 80/灰色の風景 84/土手の道 88
あとがき 92
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「自由の涙」はホントに涙なしには読めない。
自由というのは今日、世界ぢゅう涙なくして得られるものか
白石かずこ(帯文より)
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序章
詩で書いた詩人論 10
一章
春がくる街角で 22/春がくる街角で 22/わたしの登壇時代 25/「門風紙」から「橋辺」まで 25
私の代表詩 33/私の代表詩 A 33/アイロニーへの接近 34/私の代表詩 B 36
二章
自殺その気まぐれな行動 40/問題提起 40/自殺することができる葦 42
自殺は自己破壊の芸術 43/シルヴィア・プラスの場合 46/パウル・ツェランの場合 47
生き残った証拠──作品行為 49/悪魔の指図を受けてこそ 51/日本は自殺のメッカ? 53
芸術家は名声に寄生する勿れ 55/どのように死ねるか 58/不可知論 64
三章
脱出から死境を越えてまで 68/講義は腰に拳銃をぶら下げて 68/漢灘江をこえて行く道 72
町をさすらう運命 78/居候の食事の辛さ 82/ひっくり返った世の中で 88
消耗品の人間として 92/戦争の悪と悲惨 99/二人の恩人と一人の怨鬼 104
・隠れて暮らす人の優しい心 113/堂々として気品と重みのあった一茅 125
・精神的水彩画家 朴木月 132/二通の手紙 141/龍仁の谷に埋まった青鹿 144
・純粋を固執していた作家 146/長い沈黙の果ての健筆を願い 149
四章
詩に表現された韓民族の痛みと平和の意識 156/反戦の詩こそ真の「戦争詩」 156
「処容の歌」と韓国人の性情 157/同族を殺した兵長の告白 158
死者にも生者にも安住がない 160/一匹の魚を分断の象徴に 161
飛ばした鳥が戻ってこない 163/刑罰に痛めつけられた歳月 165
短い団欒にも平和を意識 166/深まってきた韓・日現代詩の交流 168
一つの踏み台で 174/世界詩人たちの訃報に接して 174/歴史の転換点に立って 182
世界詩の一つの堂々たるパートナーとして 185/韓国の詩・日本の詩 199
無償の行為者 199/
《荒地》と《列島》 200/『地球』と民衆一世代 202/韓国詩の紹介 204
戦争協力に対する反省 206/小海永二氏について 208/恐怖と戦慄の衝撃的なビジョン 214
推し量り越えて行かねばならぬオマージュ──戦争協力と権力追従の場合 217
アジア現代詩の展開の様相 (志賀訳) 235/愛aを語る発想の相違点 (志賀訳) 236
「鳥」を通して見た発想の相似点 (志賀訳) 239/抵抗詩の展開様相 (志賀訳) 243
詩における東洋・西洋的なものと、その出会い (志賀訳) 248/詩のための私の遍歴 256
五章
人類は滅亡するのか 268/ピラミッドの驚くべきH 268/霊界への関心 275
隠されているものの発見 (志賀訳) 280/宇宙の神秘をかいま見る (志賀訳) 286
石は無心か (志賀訳) 294/文明の始末書 (志賀訳) 300
六章
画家李仲燮を描く (志賀訳) 310/秋が深まる頃 (飯嶋訳) 310
私が見た絵の中の李仲燮の詩 (志賀訳) 312/
燃やせなかった絵 (志賀訳) 317
気にかかること (志賀訳) 331/何に なったのか (志賀訳) 335
解 説
金光林詩人の文学的遍歴 340
金光林論 352
あとがき 360
訳者あとがき 366 |
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ついに 原子バクダンがさくれつしたのだ───
川の水で しじゅう冷していなければならないほど
多量の熱が 発生していた
人間が 近よれば すぐ死んでしまうほど
多量の放射線が 発生していた
湯川 秀樹(帯文より) |
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■A5サイズ、304頁、アジロ製本
■2007年4月15日発行
■ISBN978-4-903393-13-1 C1092 2,100円(税込)
■まえがき/御庄 博実
■解説/石川 逸子・長谷川 龍生・鈴木 比佐雄
■帯文/湯川 秀樹 |
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■目次
序文 「核」と人間との対峙を 御庄博実……12
1945〜59年
峠 三吉 『原爆詩集』の序……16
仮帯所にて……16
微 笑……17
栗原貞子 生ましめん哉 ―原子爆弾秘話― ……18
原 民喜 原爆小景……19
大原三八雄 茶わん……23
福田須磨子 忌まわしき思い出の日に……24
原爆のうた……25
大平数子 慟 哭……26
小倉豊文 紙の墓 ―亡き妻に― ……26
湯川秀樹 原子と人間……28
御庄博実 原子の歌 「盲目の秋」より ……30
嵯峨信之 ヒロシマ神話……34
白鳥省吾 ボロボロの神……35
永瀬清子 滅亡軌道……36
廃墟はまだ冷えていない……37
長谷川龍生 追う者……38
浜田知章 太陽を射たもの……40
木島 始 起 点 ―一九四五年― ……40
木下夕爾 火の記憶――広島原爆忌に際し―― ……45
長い不在……45
深川宗俊 冴えた眼から……46
堀ひろじ 小止みなく雨が……47
真壁 仁 みどり幼く……48
米田栄作 川よ とわに美しく……50
八月六日の砂……51
長津功三良 広島にて 二篇……52
小野十三郎 原爆十周年に……53
大木惇夫 ヒロシマの歌……54
井上究一郎 樹木のない街はさびしい
――広島(一九四七―四九)……56
イリヤー・エレンブールク 長崎の雨……57
ナーズム・ヒクメット 死んだ女の子……58
1960〜69年
犬塚昭夫 冬――胎内被爆者の手記……60
大原三八雄 破 誡……61
岡 隆夫 太田川……62
さかもと ひさし 冬の眼球……64
田中喜四郎 憤 怒……66
風山瑕生 ヒロシマはわがもの……68
深川宗俊 小さな骨……69
堀ひろじ 凍てつく大地に……70
1970〜79年
諫川正臣 コスモスの花……72
伊藤勝行 水 牢 ――久しぶりに写真の整理をした ……73
石川逸子 ヒロシマ連祷 41……74
ヒロシマ連祷 42……75
上滝望観 ハイビスカス物語……76
金丸桝一 一枚の服……77
北畠 隆 僕は広島の旅人だけど……78
栗原貞子 ヒロシマというとき……79
四国五郎 かたまり……80
ジャック・ゴーシュロン ヒロシマの星のもとに……81
津田定雄 ヒロシマにかける虹 |