詩 の 原 故 郷 を 求 め て
株式会社コールサック社のグラデーション
第一回 鳴海英吉研究会
株式会社コールサック社の役立つスペーサー

◎第三部 朗読…武力也、
株式会社コールサック社の役立つスペーサー三味線伴奏…米沢希英

株式会社コールサック社の役立つスペーサー

  山中真知子 続きまして第三部は、津軽三味線の演奏をお送りさせていただきます。演奏してくださるのは、パンフレットにありますご本名米澤希英さんこと澤田成十朗さんです。そして、続いて鳴海英吉さんのお作「五月に死んだ ふさ子のために」の朗読を、武力也さんが三味線の調べにのせてご披露いたします。そしてラストはもう一回、三味線の独奏で締めくくらせていただきます。
  津軽三味線演奏者の澤田成十朗さんについて、皆様にちょっとご紹介させていただきます。ご本名は米澤希英さん。一九七八年、野田市にお生まれになりました。幼少の頃より民謡の細三味線をお父様に手ほどかれたのが三味線との出会いでした。中学時代から津軽三味線を習い始め、「津軽三味線全日本競技会・あいや節部門」の優勝、その後数々の賞を受賞なさいました。二〇〇二年には東京芸術大学音楽学部を卒業なさって、現在は海外も含め各地で演奏活動を行っていらっしゃいます。
  また、本日鳴海さんの作品を朗読してくださる武力也(ぶりきや)さんですが、秋田でお生まれになりまして、現在船橋で息子さんとブリキ屋さんを開業なさっていらっしゃいます。「詩のボクシング」などにも出場なさって、山形の大会では米俵一俵おもらいになりました。様々な場所で詩の朗読に力を入れて大活躍中です。詩人で民謡研究家でもいらっしゃる佐藤文夫さんのお言葉によりますと、「郷里秋田の血を受けた武力也さんの肉声と、その背後に地吹雪のように波のように寄せては引いていく津軽三味線の音色との絶妙な詩的世界を、ぜひ皆様で味わってください」ということです。
  それでは、詩と三味線のミニコンサート、約二十分間どうぞお楽しみください。

 朗読 武力也(ぶりきや)「五月に死んだ ふさ子のために」
  津軽三味線演奏 米澤希英(のりひで)

 (米澤氏による津軽三味線演奏。途中から演奏をバックに武力也氏のトーク)
武力也 鳴海さんは、ほんとうに、女性には優しかった。「もてた」と、さっき鈴木比佐雄さんが言いましたけど、もてたのか? 優しかったのか? 女性には優しかったけれども、わたしなんかは、後ろから来ていきなりゴツン! と拳固よ。それから「ブリキ屋!」……。五十歳ぐらいになってゲンコツを食らったのは、鳴海英吉さんだけです! 親にだってそんなことはされなかった。ほんとに、女性には優しかった。だから、女の人の出てくる鳴海英吉の詩は、やはり艶があります。大好きですね、女の人が出てくる詩。わたしは千葉で、鳴海英吉も千葉。同じ肉体労働者。詩の中にもありますが、板金屋をやっていたことが。戦後の混乱期にいろいろな仕事を彼はやっておったみたいです。いろいろ話も聞きました。
  彼の女性観は、やはりこの「ふさ子」に描かれているのではないかと思います。

 「五月に死んだ ふさ子のために」……鳴海英吉。
  (三味線の演奏をバックに武力也氏による「五月に死んだ ふさ子のために」の朗読・略)
    ☆
武力也 「五月に死んだ ふさ子のために」でした。詩は終わりますが、このあと三味線がまだ続きます。この素晴らしい演奏をどうぞ。
  (津軽三味線演奏続く)

 山中真知子 演奏と朗読、どうもありがとうございました。では、これで次は三部に移らせていただきます。五分ほどちょっと休憩させていただいて、続いてシンポジウム「井戸端会議」に入らせていただきます。
  あと、本日鳴海さんの全集を六千円のところ特価で五千円で販売しておりますので、もしよろしかったらお求めいただければ大変ありがたく存じます。
  では、休憩に入らせていただきます。

株式会社コールサック社の役立つスペーサー


プライバシーポリシー | リンク | サイトマップ | ご注文について
株式会社コールサック社
〒173-0004 東京都板橋区板橋2-63-4-509 TEL.03-5944-3258 FAX.03-5944-3238
Copyright2006 (C) COALSACK All right Reserved.