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2020年3月刊行予定の新アンソロジー『アジアの多文化共生詩歌集 ―シリアからインド・香港・沖縄まで』の公募詳細です。

『アジアの多文化共生詩歌集 ―シリアからインド・香港・沖縄まで』公募趣意書


◆出版内容=トルコ以東の西アジア、南アジア、北アジア、東南アジア、東アジアの48ヶ国の多文化の重層的な魅力と現在の課題を共生の精神で表現して欲しい。

      A5判 約三五〇~四〇〇頁 本体価格一八〇〇円+税

◆発 行 日=二〇二〇年三月下旬発行予定

◆編   者=鈴木比佐雄、座馬寛彦、鈴木光影

◆発 行 所=株式会社コールサック社

◆公   募=二五〇人の詩・短歌・俳句を公募します。作品と承諾書をお送り下さい。既発表・未発表を問いません。趣意書はコールサック社HPからもダウンロードが可能です。http://www.coal-sack.com/

◆参 加 費=一頁は詩四十行(一行二十五字)、短歌十首、俳句二十句以内で一万円、二冊配布。二頁は詩八十八行、短歌・俳句は一頁の倍の作品数で二万円、四冊配布。校正紙が届きましたら、コールサック社の振替用紙にてお振込みをお願い致します。

◆しめきり=二〇二〇年一月末日必着(本人校正一回あり)

◆原稿送付先=〒一七三‐〇〇〇四

      東京都板橋区板橋二‐六三‐四‐二〇九

◆データ原稿の方=ご郵送と同時に〈m.suzuki@coal-sack.com〉

      (鈴木光影)までメール送信お願いします。

【よびかけ文】

 現在、日本人はアジアという多文化で重層的な地球の半分を占める広大な地域の観点から自らを問われている。アジアという他者であり、自らも実は極東のアジアの一員であることを自覚させられる詩歌を見出し、それらしなやかに結集させたアンソロジーを構想したい。ユーラシア大陸の極東の島国で、少子高齢化で人口も少しずつ減りだした日本は、トルコ以東の西アジア、インド・パキスタンなどの南アジア、ロシア・モンゴルなどの北アジア、ベトナム・フィリッピンなどの東南アジア、韓国・中国などの東アジアを含めた広域のアジアの四十八ケ国(約四十四億人)との交流や、国家間・民間レベルの交易などによって、最も豊かな恵みを得ている国の一つだろう。もしそれらの国々に触れた経験があるなら紹介したり、文化的に関わったりしたことを詩歌で書かれているのならぜひ投稿されて欲しい。現在の日本では外国人労働者は百四十六万人にもなり、日本の暮らしを支える仕事に就いて働いている。二〇一九年夏の街を歩いてみれば、街角のコンビニエンスストア、飲食店、居酒屋などのサービス業には、アジアの国々の若者が異国の言葉を覚えて丁寧な日本語を駆使して笑顔で接客をしている。しかしながらその陰で多くの技能実習生が病死や自殺する悲劇も起こっている。低賃金の仕事で転職を禁止する奴隷制度のような「技能実習生制度」を利用した日本企業の受け入れ態勢に不備があったことは、確かであり痛恨の極みだと感じている。今後はさらに大都市や地方の介護施設、様々な会社・工場、農村でも「特定技能外国人」が私たちの身近で五年間で三十五万人も日本で働くことになり、一人ひとりの母国の家族の期待を背負って日本で働く人びとと日本人がより豊かな関係を構築できるように、良き隣人として共存し、求められるなら移民も広く受け入れていく時代になるだろう。日本の行政も「多文化共生」を掲げて「特定技能外国人」の人生を日本の中で実現してもらえるかの模索を始めている。アジアの文化の多様性・重層性を受け止めて共存していくかを問われる詩歌のアンソロジーを構想するようになった。そのテーマを次に記してみる。

 公募作品は詩、俳句、短歌でその手法で下記のテーマで新たに執筆するか、すでに書かれた作品で応募することも可能だ。

①旅で触れたアジア48ヶ国の多文化や歴史を紹介し交流を記す作品

②自由や民主主義の観点からアジアの困難な問題に光を当てる作品

③廃プラなど環境問題からアジアの果たすべき役割を記した作品

④日本で介護など様々な分野で働くアジアの若者たちに触れた作品

⑤独自文化を持つ沖縄の辺野古や先島諸島の基地建設を考える作品

⑥アジアの民衆の歴史、風土、多文化など触発された想像的な作品

 例えば⑥に該当するものとして、俳人の金子兜太が一九八五年に刊行した『詩經國風』がある。兜太は小林一茶に倣って中国最古の詩集『詩經國風』から素材を得て連作を作り、中国の國風を一一二句に詠んだ。その中から六句ほど引用したい。

 「麒麟の脚のごとき恵みよ夏の人/良き土に淑き女寝かす真昼かな/河州にあり覚めても寝ても花蓴菜/馬老いし夫待つ者ら薺摘み/空域に冬の男女ら影濃ゆし/額日焼けて北方黄土層地帯の民」

 このようにアジアの混沌を見詰めながらも、この広大な多文化のアジアのなかで共存して、自由や環境を守っていく可能性を探る作品を寄稿されることを願っている。

            (鈴木比佐雄)




2020アジアの多文化趣意書【最終1月末】 download

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