コールサックシリーズ

句集・歌集

黒田杏子第一句集
『木の椅子』増補新装版
『木の椅子』の中から、私はいくつも短篇小説になる核をもらった。たとえば、 かもめ食堂空色の扉の冬籠 こんな句を見ると、私のイメージは無限に広がっていく。(瀬戸内寂聴)

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解説:長谷川櫂/筑紫磐井/齋藤愼爾
46判/224頁/上製本 ISBN978-4-86435-458-5 C1092
定価:2,200円(税込)
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黒田杏子第一句集『木の椅子』増補新装版,俳句

発売:2020年12月2日

河野美千代 句集
『国東塔』
〈母の亡し玻璃いつぱいの鰯雲〉 河野さんは平成二十二年「沖作品」の十二月号の投句で見事に巻頭に輝いた。掲句はその時の句で、お母様を亡くされた時の句である。本当は限りなく悲しくて淋しい時に、俳句でその感情をあらわにしては、本当の悲しさが読者に伝わらない。淡々と一句に詠むほうがかえって読者の心を打つ。この句も母が今亡くなった部屋から見える風景だけを詠んでいるのが、その悲しさを増大させる。なんと美しい空に広がる鰯雲なのだろう。今旅立った母もあの美しい空に向かっているのだと思ったのだろう。(能村研三 序文より)

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序文:能村研三 跋文:田辺博充
46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-440-0 C1092
定価:1,650円(税込)
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河野美千代 句集『国東塔』

発売:2020年5月28日

辻美奈子 句集
『天空の鏡』
一人の存在者が世界と触れ会う接点で辻氏は赤裸々に俳句を詠んでいる。このように全身の神経を張り詰めて世界と対峙して句を詠んでいたのは、「沖」を創刊した能村登四郎だった。その俳句精神を実作においても継承しているのが辻氏なのだと思われる。(鈴木比佐雄「栞解説文」より)

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解説:鈴木比佐雄
46判/184頁/並製本 ISBN978-4-86435-413-4 C1092
定価:1,650円(税込)
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tenkunokagami_web

発売:2019年10月28日

齊藤實 句集
『百鬼の目玉』
俳句を作る時によく言われる「予定調和」、これが罷り通ると、どこかで見たような句ばかりになってしまうのだが、實さんの句にはそうしたものがなく潔くて読んでいても気持が良い。おそらく、實さんの発想の奥に潜む人間の共通感情に深く切り込んでいるので、多くの人からの共鳴を呼ぶのである。(能村研三「序」より)

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46判/180頁/並製本 ISBN978-4-86435-410-3 C1092
定価:1,650円(税込)
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齊藤實 句集『百鬼の目玉』

発売:2019年12月23日

栗原澪子歌集
『独居小吟』
栗原澪子氏の短歌はかつて師・菅原克己が指摘していた「澄んだ一本の光のように」紡ぎ出されている。そんな今を真剣に生き他者の痛みを自己に問い掛け、共によりよく生きようとする短歌の試みを多くの人びとに読んで欲しいと願っている。(鈴木比佐雄 解説文より)

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46判/216頁/上製本 ISBN978-4-86435-387-8 C1092
定価:2,200円(税込)
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栗原澪子歌集『独居小吟』

発売:2019年3月29日

髙屋敏子 歌集
『息づく庭』
髙屋敏子氏は一九三一年に千葉県香取郡常磐村に生まれ、今は船橋市に暮らす歌人であり、また茶道家や華道家でもある。髙屋氏の短歌は、そんな茶道と華道の美意識や精神性が入り込み、短歌のテーマや調べと混然一体化していて、とても興味深い世界が立ち現れてくる。(鈴木比佐雄解説より)

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解説:鈴木比佐雄
四六判/256頁/上製本 ISBN978-4-86435-365-6 C1092
定価:2,200円(税込)
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髙屋敏子 歌集『息づく庭』

発売:2018年10月29日

原ひろし 歌集
『紫紺の海』
読み進むうちに、私の裡に「ひろしの歌を是非世に出したい―いや、出さねば」という思いが次第に強く募って来た―(中略)昭和という激動の時代の一断面を、原ひろしという一人のかなり特異な立ち位置にいた歌人の作品世界を通して照らし出す「史料」として。そして、最後に、時代を超えてなお不思議な魅力を湛える一つの「文学」として、端的に。 (原詩夏至【解説】より)

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解説:原詩夏至
四六判/224頁/並製本 ISBN978-4-86435-358-8 C1092
定価:1,650円(税込)
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原ひろし 歌集『紫紺の海』

発売:2018年10月29日

新藤綾子 歌集
『葛布の襖』
夫と障子を張る仕事をしていて、何か絶妙のリズム感で職人のプロとしての仕事を競っていることが、音でイメージ化されてくる。そのような作業音が五七五七七のリズム感に転換されている短歌は、あまり類例のない職人的短歌と言えるだろう。(鈴木比佐雄 解説文より)

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46判/224頁/並製本 ISBN978-4-86435-341-0 C1092
定価:1,650円(税込)
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新藤綾子歌集『葛布の襖』,詩

発売:2018年7月19日

石村柳三
『句集 雑草流句心・詩集 足の眼』
石村氏は誰よりも謙虚で生きる真摯さが一貫していた。石橋湛山の自由・平和思想、法華経などの仏教思想、ニーチェなどの西欧思想などを徹底して読み、詩作や評論に生かそうと試みていた。(鈴木比佐雄「解説」より)

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解説:鈴木比佐雄
A5判/288頁/並製本 ISBN978-4-86435-407-3 C1092
定価:2,200円(税込)
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石村柳三『句集 雑草流句心・詩集 足の眼』

発売:2019年8月30日

国際俳句雑誌
吟遊第83号
この号では、海外からの俳句が多い。世界モンゴル俳句会コンテストも第2回の結果発表をこの号に掲載できた。勢いのいい馬が群れをなして走っているようだ。むろん、日本語による俳句創作も大切であることに変わりはない。(夏石番矢「編集後記」より)

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A5判/104頁/並製本 ISBN978-4-86435-401-1 C1092
定価:1,100円(税込)
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吟遊83号

発売:2019年7月18日

乾佐伎 句集
『未来一滴』
乾佐伎氏は銀河系宇宙を言葉によって産み出そうとする。 〈パンジーはさよならがない街に咲く〉と別れを惜しみ、〈永遠に開く花火を一人探す〉のだと旅立っていく。 〈さよならのコーヒー未来は一滴から〉と呟きながら、〈観覧車私は俳句を追いかける〉と俳句の未来を透視する。(鈴木比佐雄「帯文」より)

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解説:鈴木光影
46判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-400-4 C1092
定価:1,650円(税込)
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nakatsuyuko_web

発売:2019年6月24日

平得壯市 俳句・短歌集
『飛んで行きたや 沖縄愛楽園より』
〈慰霊碑の供花に飛び交う夏の蝶〉収載された作品は心に染み入るものが多いが、本句はとりわけ想像力を喚起する。何の慰霊碑なんだろう。だれの慰霊碑なんだろう。なぜ供花が行われたのか。供花は蜜のように甘い希望の喩えなのか。なぜ夏で、なぜ蝶なのだろう。無数の蝶か一匹の蝶か。瀕死の蝶か若々しい蝶か。蝶とは私なのか。作者は元ハンセン病患者で家族との隔離を国家権力によって余儀なくされたのだ……。(大城貞俊「解説」より)

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解説:大城貞俊
46判/208頁/並製本 ISBN978-4-86435-395-3 C1092
定価:1,650円(税込)
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nakatsuyuko_web

発売:2019年6月17日

岡田美幸 歌集
『現代鳥獣戯画』
現実の過酷さや不条理の中で生きる「弱者」への思いを、動植物や機械、無機物などに託しながら、物語性豊かに、ユーモアをもって詠う。本当に美しいもの、本当に信じられるものを真摯に希求する新鋭歌人、待望の第一歌集。

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46判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-385-4 C1092
定価:1,650円(税込)
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岡田美幸 歌集『現代鳥獣戯画』

発売:2019年4月12日

照井翠 エッセイ集
『釜石の風』
東日本大震災時、著者は岩手県釜石市の高校教師だった。<春の星こんなに人が死んだのか>など、悲惨な震災体験を詠った句集『龍宮』は、蛇笏賞候補に。震災で傷ついた人々の心に響いた俳句は、どのように生まれのたか。犠牲者への鎮魂の祈り、被災地が立ち上がろうとする心の現場を描く。

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46判/256頁/並製本 ISBN978-4-86435-377-9 C1092
定価:1,650円(税込)
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又吉栄喜小説『仏陀の小石』

発売:2019年3月1日

大畑善昭 評論集
『俳句の轍』
僧侶である俳人・大畑善昭氏は、「聖と俗」「中央と地方」「伝統と新しさ」などの〝二重性〟を抱えつつ、それらの矛盾点に立ち向かう情熱、それらを包み込む温かさに溢れた方である。そしてまた、突き詰めた仏道修行による人生の苦悩の克服から生まれる「ほんとうの笑い」を知っている方だろう。(鈴木光影・解説文より)

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解説:鈴木光影
A5判/288頁/並製本 ISBN978-4-86435-373-1 C1095
定価:2,200円(税込)
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大畑善昭 評論集『俳句の轍』,岩手,花巻

発売:2018年12月17日

大畑善昭 句集
『一樹』
大畑氏の句に見られる北国の光景そのものが浄土であるかのような暖かな視線や、仏教用語や念仏を織り込んでいる句には、「一樹」としての「広大無辺な慈悲」を濃厚に感じさせてくれる。それが大畑氏の俳句の魅力的な特徴だろう。(鈴木比佐雄・解説文より)

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A5判/208頁/並製本 ISBN978-4-86435-372-4 C1092
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harunozannzo_web

発売:2018年12月17日

永瀬十悟 句集
『三日月湖』
令和元年度現代俳句協会賞受賞!
永瀬十悟句集『三日月湖』は、「十万年」という遥か遠い未来を「鴨」のような鳥瞰的視座から見晴かし、郷土の自然や故人、子どもに根差した平仮名の「ふくしま」の思想を宿す、現代文学としての句集である。(鈴木光影 解説より)

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文庫判/256頁/上製本 ISBN978-4-86435-356-4 C1092
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永瀬十悟句集『三日月湖』

発売:2018年9月26日

齊藤保志 句集
『花投ぐ日』
齊藤保志氏の句には、戻らない父からの便りが届く。すると「路地裏にパン焼くかほり」が漂いはじめ、「竿竹の売り声」が春の風に乗って響きわたり、「いまだ見ぬ父眠る島」に「梅雨の蝶」となって、「父の日」には南太平洋の海に花を投げ入れるのだ。(鈴木比佐雄)

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解説:鈴木光影
46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-347-2 C1092
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齊藤保志 句集『花投ぐ日』,俳句

発売:2018年6月22日

安井高志 歌集
『サトゥルヌス菓子店』
『サトゥルヌス菓子店』なる集名はいかにも彼らしい。「サトゥルヌス」も「菓子」もすぐれて多様、多面、多形的であり、その両者のマッチングの先には、限りない展開が生成されるのだから。サトゥルヌスの周辺は、ローマ神話中最大の魔境であり、時の神また農耕神にして子を食う神、そのありようは多様、多面、多形を極める。他方、あまたある店舗のなかでも燦然たる猥雑を抱える菓子店ほど目くるめくものはない。このありようは、この一連にとどまらず、いや、本集のみにもとどまらず、彼の人生の主要部の基調モードでさえあった。(依田仁美「解説」より)

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解説:依田仁美/原詩夏至/清水らくは
46判/256頁/並製本 ISBN978-4-86435-340-3 C1092
定価:1,650円(税込)
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COAL SACK 銀河短歌叢書7 安井高志 歌集『サトゥルヌス菓子店』

発売:2018年6月7日

糸田ともよ 歌集
『しろいゆりいす』
始めにひらがなだけを朗読するよう配置されていて、次に数行空けられて五文字ほど下がったところから漢字混じりの短歌が意味の謎解きのようにやや小さく記載されている。まずひらがなの音韻を自由に詠んで欲しいという糸田氏の思いがあるのだろう。(中略)読者の解釈によって数多くの短歌に生まれ変わることを夢想しているのかも知れない。(鈴木比佐雄「解説」より)

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解説:鈴木比佐雄
46判/176頁/並製本 ISBN978-4-86435-327-4 C1092
定価:1,620円(税込)
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COAL SACK 銀河短歌叢書6 糸田ともよ 歌集『しろいゆりいす』,短歌

発売:2018年4月25日

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コールサック最新号

「コールサック」(石炭袋)117号 2024年3月1日

「コールサック」(石炭袋)117号 2024年3月1日

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