コールサックシリーズ

金田茉莉
『終わりなき悲しみ』
空襲の夜以来 自分の一部を失ったまま生きてきた著者が
渾身の想いで記す 原発事故と戦争の酷似
震災孤児に寄せる想い 国が見捨ててきた戦争孤児の実相
涙と怒りの書からは 闇に消された無念の声々が立ち昇る
石川逸子(詩人)



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監修:浅見洋子 解説:鈴木比佐雄
四六判/304頁/ソフトカバー ISBN978-4-86435-106-5 C1036 ¥1500E
定価:1,620円(税込)

金田茉莉『終わりなき悲しみ』

発売:2013年4月15日



【目次】

■原発事故と戦争

第一章 東日本大震災と原発事故

 一、三・一一震災と原発事故

 二、震災孤児と震災家族 
  震災孤児 
  震災家族 

 三、原子力発電所 
  原子力発電所は何故できたのでしょう 
  爆発 
  政、官、財、御用学者の癒着 
  反原発者の排除 

 四、子どもの内部被曝

 五、秘密主義 
  隠蔽体質 
  核のゴミ(核廃棄物) 
  核燃料サイクル事業 
  現場で働く作業員 
  被災者 

 六、復興資金の使い道

 七、官僚の天下

第二章 原発事故と戦争の酷似

 一、歴史は忘れたころにやってくる 
  原発事故と戦争の類似

 二、戦争中 
  産業界 
  戦争反対者の排除 
  教育と洗脳 

 三、敗戦後 
  何故、戦争を止められなかったのか 
  アメリカとソ連の冷戦 

 四、犠牲のシステム

 五、原発事故の原因は?

 六、希薄な危機意識

第三章 東京大空襲

 一、三月一〇日の大空襲 
  空襲の惨禍 
  学童疎開 
  家を失った空襲犠牲者 
  行方不明 
  疎開中に孤児になった子 
  空襲の下を逃げ、孤児となった子

 二、天皇の視察 
  感覚、感情の麻痺

 三、アメリカ軍の空襲隠蔽

 四、カーチス・ルメイ将軍の叙勲  

第四章 戦争孤児

 一、十二万三千五百十一人の孤児

 二、日本の孤児の特徴

 三、国の孤児対策 
  文部省(現 文部科学省)の対応

 四、親戚・知人に預けられた孤児

 五、集団疎開中の孤児

 六、人身売買された孤児

 七、GHQの命令
  浮浪児とはなにか 
  奴隷の生活で殺された孤児 
  生きられなかった孤児 


■民間・戦争犠牲者

第一章 空襲死者の実態

 一、闇におかれた空襲死者 
  無残な空襲死者 
  合葬二の遺体

 二、空襲死者の形態 
  空襲死者の氏名調査 
  氏名判明者は何名か 
  死者の戸籍 
  犠牲者名簿

 三、埋葬を知らなかった 
  空襲死者の遺留品

 四、空襲死者の扱い

 五、屍体処理業務計画は実施されなかった

第二章 追悼碑を求めて

 一、震災記念堂

 二、風化してしまった空襲

 三、東京都平和記念館の構想 
  横網町公園 東京都平和祈念館(仮称) 
  遺族と東京都幹部の面談 
  遺骨の上に建物が 
  なぜ、横網町公園なのですか

 四、モニュメント

 五、平和祈念館建設凍結の解除を

第三章 空襲孤児の思い

 一、私は、なぜ生き残されたのだろう 
  孤児捜し 
  思い出したくない過去 

 二、孤児アンケート調査 
  死を思った孤児 
  忘れられない孤児 

 三、孤児たちの集いと証言
  居候 
  差別と偏見

 四、親を慕う孤児たち

 五、歴史に遺っていない戦争孤児

 六、谷村さんからの電話

第四章 補償を求めて

 一、十四回も援護法は廃案に

 二、戦災援護法を求めて

 三、戦災遺族会の歴史

 四、国民保護法 
  諸外国の援護状況と日本の比較

 五、戦争を知らない世代 
  無い、ない、無いづくしの空襲犠牲者 
  三月一〇日だけでない東京空襲 
  各所にあるお地蔵さま 
  疑問だらけの東京空襲 
  屍の上に経済成長

第五章 置き去りにされた民

 一、八月一五日 戦没者追悼式

 二、全国空襲死者追悼碑を 
  東京大空襲六十年展

 三、東京大空襲の提訴 
  心の傷 
  裁判 
  受忍論 
  「事実認否をする必要なし」とする国 
  「全国空襲被害者等援護法」(仮称)を実現する議員連盟 

 四、補償金について

 五、軍人恩給

 六、「全国空襲被害者連絡協議会」(略称 全空連)


まとめ 〈夢と誓い〉

解説 九歳の少女の絶望的な悲しみを語り継ぐ人 鈴木比佐雄

あとがき
略歴

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