尾崎寿一郎 評論集
『「イリュミナシオン」解読』
原文をノートに写し、単語を一つ一つ拾い、文を組み立てて既成訳と異なるものが見え、ランボー詩の真髓に迫ることが出来た。詩集の順序を飛ばさずに解読し、直訳を加えた。『イリュミナシオン』は、「見者詩人」を目指したランボーの、意志と復讐と恍惚と破綻と苦渋の詰まったものだった。どこにも明かされていない、彼の秘密の宝庫でもある。（著者「おわりに」より）
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| 四六判／320頁／ハードカバー ISBN978-4-86435-212-3 C1095 |
| 定価：2,160円（税込） |
発売：2015年7月30日
目次
はじめに
1 大洪水のあとで
2 子供のころ
3 おはなし
4 客寄せ道化
5 古代彫像
6 美しい存在／×××
7 生活
8 出発
9 王位
10 ある〈理性〉に
11 陶酔の朝
12 断章
13 労働者たち
14 橋
15 都市
16 轍
17 都市〔Ⅰ〕
18 都市〔Ⅱ〕
19 さすらう者たち
20 眠らない夜
21 神秘的
22 夜明け
23 花
24 俗な夜景画
25 海の絵
26 冬の祭
27 不安
28 都会人
29 野蛮人
30 岬
31 場面
32 運動
33 ボトム
34 Ｈ
35 妖精譚
36 戦争
37 青春
38 セール
39 歴史的な夕暮
40 精霊
41 帰依
42 民主主義
おわりに
参考文献
略歴
