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黒田杏子 聞き手・編者
『証言・昭和の俳句 増補新装版』
13人が語り20人が語り継ぐ国民文芸〈俳句〉の力
(語り手)
桂信子・鈴木六林男・草間時彦・金子兜太・成田千空・古舘曹人・津田清子
古沢太穂・沢木欣一・佐藤鬼房・中村苑子・深見けん二・三橋敏雄

(増補新装版書き下ろし執筆者)
宇多喜代子・下重暁子・寺井谷子・坂本宮尾・山下知津子・中野利子・夏井いつき
対馬康子・恩田侑布子・神野紗希・宮坂静生・齋藤愼爾・井口時男・高野ムツオ
横澤放川・仁平勝・筑紫磐井・五十嵐秀彦・関悦史・星野高士

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A5判/528頁/上製本 ISBN978-4-86435-487-5 C0095
定価:3,300円(税込)

黒田杏子 聞き手・編者『証言・昭和の俳句 増補新装版』

発売:2021年8月15日

裏表紙

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目次

まえがき
第Ⅰ部
第1章 桂信子
若くてハンサム、知的な草城先生との出会い/感覚を詠んだ句の魅力/初めての原稿料、五句五円/戦火でクリスマスツリーのように燃え上がる庭木/検閲の厳しかった戦時中/ふたたび日野草城を囲んで/第一句集『月光抄』出版のころ/誓子の『激浪』を筆写、研究する/草城、誓子に学ぶ/菖蒲に偲ぶ多佳子の立ち姿/よく働いたキャリアウーマンの二十三年/「草苑」主宰を機に五十五歳で退社/「女性俳句」の始まりから終わりまで/いまの俳壇、ちょっとおかしいですわ/時間がもったいなくて……足には不安ありません
桂信子自選五十句…/桂信子略年譜…

第2章 鈴木六林男
戦前戦後、いまに続く検閲/報道管制で検閲事件がどこで起こったのかもわからない/「串柿」で永田耕衣の選を受ける/「一将功なりて万骨枯る」―戦後雑誌の消長/誓子の「天狼」となる/百年に一人の俳人、誓子/東西の人脈/「吹田操車場」で現代俳句協会賞受賞/三鬼とはウマが合った/三鬼の名誉回復裁判/証言を断った山本健吉/新興俳句の存続をかけた闘い/「諸君、有名になろう」を書いたころ/季語はどんどん増やせばいい/俳句はもっと短くなる/俳句はデジタルや/大阪俳人クラブ四代目会長に就任
鈴木六林男自選五十句…/鈴木六林男略年譜…

第3章 草間時彦
波郷の魅力/「鶴」の連衆は閉鎖的、と批判を受けた/俳壇活動のスタート―波郷の呪縛?/とにかく金がなかった俳人協会/角川源義さんと俳句文学館の建設/俳句文学館の完成と源義さんの亡霊/「鶴」を去り、以後主宰誌を持たず/俳人協会理事長の十八年、ちょつと長過ぎたな/手の上にあるのは俳句だけ
草間時彦自選五十句…/草間時彦略年譜…

第4章 金子兜太
私を俳句に誘い込んだ自由人たち/〈女人高邁〉のしづの女と、楸邨、草田男の魅力/「土上」の嶋田青峰との最初で最後の出会い/創刊間もなくの「寒雷」で楸邨の選を受ける/大物楸邨/戦前、戦中の草田男と草田男を囲む人々/「寒雷」での交わり/オバQみたいな先生が好き/「オレたちに選句をさせろ」とは無礼千万/「感性の化物」みたいにブラブラしていた時期/「非業の死者たち」に報いるために/私の反逆にはちゃんと理がある/一貫していた草田男の姿勢に感心する/わが「造型論」の始まり/「創る自分」を設定してゆく/「前衛」と称される俳句作品群の形成/現代俳句協会、俳人協会の分裂劇/草田男説批判の文章を書く/「抽象や造型は悪しき主知主義だ」と草田男が批判/「何たるディレッタント」―草田男の指摘/始原の姿をとらえよ/わが師楸邨と草田男の違い/虚子を踏まえて虚子を出た草田男の中期の句集/一茶発見/終生、草田男の句が好きだね
金子兜太自選五十句…/金子兜太略年譜…

第5章 成田千空
縦横、二つの選択―師を選び、同人誌を選ぶ/雪、雪、雪、雪の津軽の風土/寺山修司に大ショックを与えた第一回萬緑賞受賞/青森の俳句ルネッサンス/草田男、青森に来る―一週間随行記/「伝統をどう超克するか」で草田男と兜太が対立/兜太は草田男についていくべき人ではなかったかな/兜太との大論争のあと、「萬緑」は六か月休刊/中央の争いで地方の花園を荒らすな/草田男先生の魂はふるさと松山の墓にあり/地方の〝カルチャー〟発見の毎日
成田千空自選五十句…/成田千空略年譜…

第6章 古舘曹人
父のこと、佐賀の〝唐津〟のこと/学徒出陣の日、のちに女房になる人には何も言わずに別れた/戦後、復学した東大で得たたいへんな宝物/「夢をつくれ」と言って亡くなった角川源義さん/青邨逝去後「夏草」終結、あとはなんにも残らなかった/昭和を生きてきて、いまいちばん心配なのは日本全体のあり方です/小説「波多三河守」を書きながらスーッといなくなりたい
古舘曹人自選五十句…/古舘曹人略年譜…

第7章 津田清子
掘り出したジャガイモのようだった私/自分でいいと思ったものをつかまえればいい/誓子先生は正直詩派、津田清子は不正直詩派?/有名になろうと思ったら俳句が卑しくなる/この世に役に立たないものなんて何一つない/アフリカ、ナミブ砂漠への旅/『無方』の次はどこへ行く?/「圭」は土となり十となり、やがて一となる/今度は魂で宇宙に行ってきます
津田清子自選五十句…/津田清子略年譜…

第8章 古沢太穂
酒を飲み始めて八十年、十三歳から働く/「寒雷」創刊号ではボツ、しかし第一期の同人ですよ/大野林火さんから受けた恩/秋元不死男の紹介で新俳句人連盟へ参加/つぶれそうなところを立て直すのが古沢の仕事/松川事件や内灘闘争を積極的に支援/賞はもらえるときにもらっておけ/俳句欄の選もやり将棋観戦記も書く/やさしい言葉を生かして深いものを出したい
古沢太穂自選五十句…/古沢太穂略年譜…

第9章 沢木欣一
外地の小・中学校を出て、憧れの日本へ/青春の梁山泊、千家荘時代/細見綾子との出会い、結婚/戦地で受け取った第一句集『雪白』/「風」創刊、千五百部たちまち売り切れ/「風」の初期にかかわった俳人たち/社会性俳句の中心的存在となる/楸邨先生の魅力/文部省へ転任、東京時代の幕開け/俳句文学館建設への協力/東京芸大で二十年、その間、明大にも勤める/いまも印象に残る文学者たち/能登、沖縄、大和というトライアングル/遍路に出て、小我を捨てる/引いていって残るもの、それが俳句/まだ貯金があるから、あと一冊は句集を出したい
沢木欣一自選五十句…/沢木欣一略年譜…

第10章 佐藤鬼房
多喜二の『蟹工船』を読む多感な少年時代/十八歳で上京するも失意のうちに帰郷/戦場で鈴木六林男と知り合う/第三回現代俳句協会賞受賞の余波/孝橋謙二や永田耕衣との論争/阿部みどり女の「駒草」と「東北俳壇」のこと/三鬼と弟子たち/鬼房は「鬼の貫之」の鬼貫につながる/「小熊座」創刊は年貢の納め時のつもりだったが……
佐藤鬼房自選五十句…/佐藤鬼房略年譜…

第11章 中村苑子
小説家を志し、家出をする/戦死した夫の遺品から出てきた句帳/「文学をやるなら短いものを」と林芙美子の言葉/〝異色のりんご〟とよばれた「春燈」時代/万太郎の掌と、敦の教え/「鎌倉文庫」でのこと/「俳句評論」発行のいきさつ/「俳句評論」の発行所はまるで梁山泊/俳句界の隠れた貢献者たち/「俳句評論」の終刊/人間の原始は「水」と思った/「花隠れ」とその後の日々
中村苑子自選五十句…/中村苑子略年譜…

第12章 深見けん二
幸運なスタート/虚子編『新歳時記』などを読破/虚子から直接の教えを受けた研究座談会/繰り返し巻き返し「花鳥諷詠、客観写生」/信仰しなければ本物にならない/虚子を聞き、虚子を見る/虚子からの自立/「虚子は大きな人」と言われた青邨先生/虚子の根っこ
深見けん二自選五十句…/深見けん二略年譜…

第13章 三橋敏雄
新撰組にゆかりの八王子に生まれる/東京堂書店入社、社内俳句会に参加する/白泉、三鬼の句に魅せられる/三鬼の部下として働く/青春彷徨時代、神田から新宿、銀座へ/「京大俳句」が一斉検挙で壊滅/三鬼逮捕される/白泉らとの勉強句会/戦後のスタートは運輸省所属の練習船事務長/三鬼と神戸で再会、以来、「同行二人」/三鬼主宰の新誌創刊を断念/「戦後は女流」の現代俳句協会設立/三鬼の死後に第一句集『まぼろしの鱶』を出版/高柳重信との交友/白泉の抗議の手紙/戦争と俳句/次の句集に「乞う、ご期待」
三橋敏雄自選五十句…/三橋敏雄略年譜…

第Ⅱ部
五十嵐秀彦 西東三鬼の影 ―作家主義への展望
井口時男 無私と自由と
宇多喜代子 『証言・昭和の俳句』上・下巻 再読 ―過去は未来
恩田侑布子 戦争とエロスの地鳴り ―三橋敏雄
神野紗希 女性俳人ではなく、俳人として ―連帯の絆
坂本宮尾 戦時下の青春と俳句
下重暁子 「証言・昭和の俳句」
関 悦史 グランドホテルのまぼろし
高野ムツオ 鬼房余滴
筑紫磐井 『証言・昭和の俳句』の証言 
 ―『証言・昭和の俳句』は『史記』たり得るか
対馬康子 プロフェッショナル
寺井谷子 俳句・えにし
中野利子 『証言・昭和の俳句』を読んで
夏井いつき 未来への選択
仁平 勝 少年と老人の文学  ――三橋敏雄について
星野高士 肉声
宮坂静生 人間万華鏡 ―戦後俳人を貫くもの
山下知津子 花菖蒲と冬椿 ―時代と対峙した十三人のモノローグ
横澤放川 千空と兜太と
齋藤愼爾 『証言・昭和の俳句』散策

増補新装版 あとがき 黒田杏子

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