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前田霧人編著
『定本 篠原鳳作全集』
名前を聞くだけで心ざわめく詩人がいる。篠原鳳作だ。 〈しんしんと肺碧きまで海のたび〉……あの老獪な虚子さえ驚嘆せざるを得なかったほどだ。そこには昭和初期の短い青春が、氷柱に閉じ込められたように生き生きと残っている。評伝『鳳作の季節』の著者が渾身の力作を今ここにまとめた。 ( 筑紫磐井)

向瀬美音編著
『季語の羽音 ―国際俳句の挑戦〈俳句ガーデン・アンソロジー第1号〉』
貧困・戦争に苦しむ人々を含む世界中の人々が季語を含む一行、二行、三行のハイクの創作に生甲斐を感じるようになっていることは、向瀬美音たちの無私なる功績である。これは高濱虚子も試みて出来なかったことであろう。歳時記文化が地球上の人々の命の平和と自然環境を守ることに寄与している具体的実践をここにみる。(坂口昌弘)

喜納勝代著
『喜納勝代著作集 ―全歌集・俳句・エッセイ・新聞記事』
喜納氏の姿は本土の高名な文学者にとっても、ミューズのような詩的精神を持ち、どこか男兄弟の守護神となる「おなり神」的な存在として受け止められていたようだ。特に十八歳頃に交流を持つことになる短歌結社「心の花」主宰の佐佐木信綱は誌面を提供し短歌の助言をし、また後の劇団「天井桟敷」を創る寺山修司は、生涯に亘り三歳下の妹のように親しく文通をし続けた。 ( 鈴木比佐雄・解説文より)

玉城洋子著
『モンパノキの花咲く頃に』
私が糸満の玉城氏と打ち合わせをする際は、サバニ広場の喜納勝代歌碑の前で待ち合わせをする。その歌碑「海を恋ふ無口な男迎へむと素足でかける浜の妊婦は」の横には、玉城氏や建立会のメンバーたちが、喜納勝代氏の平和の精神を引き継いでいく決意を込めて、「永遠の愛」の花言葉を持つモンパノキを植樹したと聞いている。玉城氏の歌集『モンパノキの花咲く頃に』は、喜納勝代氏と沖縄の平和を希求する人びとに捧げる歌集として読み継がれていくに違いない。(鈴木比佐雄 解説より)

園田秋桜花句集
『桜隠し』
うす紅の桜隠しか芦屋川「桜隠し」は、桜を隠すように降り積もる春の雪である。この「うす紅」色は、現実の景を写し取ったものというよりも、その場面に立ち会った作者の感動が心象に浮かびあがらせた、浅春のほのかな光彩なのだろう。(鈴木光影:解説より)

加島祥造著作
加島祥造著作コレクション 全3巻セット【公式サイト限定セール開催中】
《 求めない―― / すると / 心が澄んでくる 》 柔らかい語り口であるがままの生を肯定し、45万部の大ベストセラーとなった詩集『求めない』や『受いれる』の作家、加島祥造の全てがこの3巻に。 「荒地」の詩人から出発し、アメリカ文学者・翻訳家として活躍、老子・荘子の思想を翻案詩により広めた、その多様な創作活動の全体像を省みる初の本格的著作集。

岩上和道小説
『死者の恩寵(グレイトフル・デッド)』
今を生きるものは、今なきものたちの影に抱かれている。縦横無尽、溢れる才覚のまま生み出された八つの物語は、不在こそが在であるこの世の秘密を教えてくれる。岩上和道の文学は、呪いの穴から噴き出す祝福だ。流沙のようなその光に絡め取られたとき、日常は一変する。あなたにも、なきものの無限の恩寵を。(ドリアン助川 作家:帯文より)

趙南哲著
『ガレキの笑顔』
世界の苦しみと自分史を重ねわずかな希望を託した連作の詩群

ひおきとしこ著
『哀しみにも 生かされて』
ひおきとしこ氏は詩だけでなく、短歌でも坂本龍一の〈セピアの楽譜〉に非戦や平和への思いを聴き取り、また宙に戦火の子供たちの無事を祈り、桐ダンス桐下駄などの民藝に「命の輪廻」を感じ、なんじゃもんじゃの木には詩人が住み緑の言葉を降り注いでいると語り、「宙」という異次元の時空間で「哀しみ」に「命の輪廻」を見出す人なのだろう。(鈴木比佐雄 解説より)

水崎野里子日英句集
『平和の葉っぱ / A Leaf of Peace』
水崎野里子氏の3行俳句は詩であり「手紙」であり、その「手紙」は「平和の葉っぱ」であり、それは「憎しみの壁」を打ち砕き国境を越え、「地球の花冷え」の村や町へ平和で温かな心を届けたいと願っている。私は2か国語で表現された日英句集『平和の葉っぱ』が、クリーガー氏のような世界平和を探し求める人びとのところに飛んでいくことを夢みている。(鈴木比佐雄 解説より)

根本昌幸
『根本昌幸全詩集―わが浪江町』
本書に収録された約600篇は、「愛を吞み込んで、強く生きよ」と語った「愛の詩人」から始まる。そして儚い命に共感する生物多様性の「虫の詩人」、生きものたちの「さびしき吐息を聞く詩人」、原発事故で「取り残された動物の詩人」として多様な命が刻まれていて、これからも語り継がれていくだろう。(鈴木比佐雄 解説より)

沖縄エッセイスト・クラブ編著
『沖縄エッセイスト・クラブ 作品集43』
沖縄の歴史、戦争の記憶、多くの離島を抱える沖縄の暮らしが描かれるのは当然ではあるが、人との縁やつながり、老いの境地や死についてなど幅広いテーマが扱われている。共感する話もあれば、そんなこともあったのかと、沖縄や人生のディープな話に襟を正される思いをすることもある。(長田 清 あとがきより)
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前田霧人編著
『定本 篠原鳳作全集』
名前を聞くだけで心ざわめく詩人がいる。篠原鳳作だ。 〈しんしんと肺碧きまで海のたび〉……あの老獪な虚子さえ驚嘆せざるを得なかったほどだ。そこには昭和初期の短い青春が、氷柱に閉じ込められたように生き生きと残っている。評伝『鳳作の季節』の著者が渾身の力作を今ここにまとめた。 ( 筑紫磐井)

向瀬美音編著
『季語の羽音 ―国際俳句の挑戦〈俳句ガーデン・アンソロジー第1号〉』
貧困・戦争に苦しむ人々を含む世界中の人々が季語を含む一行、二行、三行のハイクの創作に生甲斐を感じるようになっていることは、向瀬美音たちの無私なる功績である。これは高濱虚子も試みて出来なかったことであろう。歳時記文化が地球上の人々の命の平和と自然環境を守ることに寄与している具体的実践をここにみる。(坂口昌弘)

喜納勝代著
『喜納勝代著作集 ―全歌集・俳句・エッセイ・新聞記事』
喜納氏の姿は本土の高名な文学者にとっても、ミューズのような詩的精神を持ち、どこか男兄弟の守護神となる「おなり神」的な存在として受け止められていたようだ。特に十八歳頃に交流を持つことになる短歌結社「心の花」主宰の佐佐木信綱は誌面を提供し短歌の助言をし、また後の劇団「天井桟敷」を創る寺山修司は、生涯に亘り三歳下の妹のように親しく文通をし続けた。 ( 鈴木比佐雄・解説文より)

玉城洋子著
『モンパノキの花咲く頃に』
私が糸満の玉城氏と打ち合わせをする際は、サバニ広場の喜納勝代歌碑の前で待ち合わせをする。その歌碑「海を恋ふ無口な男迎へむと素足でかける浜の妊婦は」の横には、玉城氏や建立会のメンバーたちが、喜納勝代氏の平和の精神を引き継いでいく決意を込めて、「永遠の愛」の花言葉を持つモンパノキを植樹したと聞いている。玉城氏の歌集『モンパノキの花咲く頃に』は、喜納勝代氏と沖縄の平和を希求する人びとに捧げる歌集として読み継がれていくに違いない。(鈴木比佐雄 解説より)

園田秋桜花句集
『桜隠し』
うす紅の桜隠しか芦屋川「桜隠し」は、桜を隠すように降り積もる春の雪である。この「うす紅」色は、現実の景を写し取ったものというよりも、その場面に立ち会った作者の感動が心象に浮かびあがらせた、浅春のほのかな光彩なのだろう。(鈴木光影:解説より)

加島祥造著作
加島祥造著作コレクション 全3巻セット【公式サイト限定セール開催中】
《 求めない―― / すると / 心が澄んでくる 》 柔らかい語り口であるがままの生を肯定し、45万部の大ベストセラーとなった詩集『求めない』や『受いれる』の作家、加島祥造の全てがこの3巻に。 「荒地」の詩人から出発し、アメリカ文学者・翻訳家として活躍、老子・荘子の思想を翻案詩により広めた、その多様な創作活動の全体像を省みる初の本格的著作集。

岩上和道小説
『死者の恩寵(グレイトフル・デッド)』
今を生きるものは、今なきものたちの影に抱かれている。縦横無尽、溢れる才覚のまま生み出された八つの物語は、不在こそが在であるこの世の秘密を教えてくれる。岩上和道の文学は、呪いの穴から噴き出す祝福だ。流沙のようなその光に絡め取られたとき、日常は一変する。あなたにも、なきものの無限の恩寵を。(ドリアン助川 作家:帯文より)

趙南哲著
『ガレキの笑顔』
世界の苦しみと自分史を重ねわずかな希望を託した連作の詩群

ひおきとしこ著
『哀しみにも 生かされて』
ひおきとしこ氏は詩だけでなく、短歌でも坂本龍一の〈セピアの楽譜〉に非戦や平和への思いを聴き取り、また宙に戦火の子供たちの無事を祈り、桐ダンス桐下駄などの民藝に「命の輪廻」を感じ、なんじゃもんじゃの木には詩人が住み緑の言葉を降り注いでいると語り、「宙」という異次元の時空間で「哀しみ」に「命の輪廻」を見出す人なのだろう。(鈴木比佐雄 解説より)

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