ひおきとしこ氏は詩だけでなく、短歌でも坂本龍一の〈セピアの楽譜〉に非戦や平和への思いを聴き取り、また宙に戦火の子供たちの無事を祈り、桐ダンス桐下駄などの民藝に「命の輪廻」を感じ、なんじゃもんじゃの木には詩人が住み緑の言葉を降り注いでいると語り、「宙」という異次元の時空間で「哀しみ」に「命の輪廻」を見出す人なのだろう。(鈴木比佐雄 解説より)
| 解説:鈴木比佐雄 |
| A5判/120頁/上製本 ISBN978-4-86435-702-9 C0092 |
| 定価:1,980円(税込) |
水崎野里子日英句集
『平和の葉っぱ / A Leaf of Peace』
水崎野里子氏の3行俳句は詩であり「手紙」であり、その「手紙」は「平和の葉っぱ」であり、それは「憎しみの壁」を打ち砕き国境を越え、「地球の花冷え」の村や町へ平和で温かな心を届けたいと願っている。私は2か国語で表現された日英句集『平和の葉っぱ』が、クリーガー氏のような世界平和を探し求める人びとのところに飛んでいくことを夢みている。(鈴木比佐雄 解説より)
| 解説:鈴木比佐雄 |
| A5判/152頁/並製本 ISBN978-4-86435-701-2 C0092 |
| 定価:2,200円(税込) |
本書に収録された約600 篇は、「愛を吞み込んで、強く生きよ」と語った「愛の詩人」から始まる。そして儚い命に共感する生物多様性の「虫の詩人」、生きものたちの「さびしき吐息を聞く詩人」、原発事故で「取り残された動物の詩人」として多様な命が刻まれていて、これからも語り継がれていくだろう。(鈴木比佐雄 解説より)
| 解説:鈴木比佐雄 |
| A5判/424頁/上製本 ISBN978-4-86435-700-5 C0092 |
| 定価:4,400円(税込) |
沖縄エッセイスト・クラブ編著
『沖縄エッセイスト・クラブ 作品集43』
沖縄の歴史、戦争の記憶、多くの離島を抱える沖縄の暮らしが描かれるのは当然ではあるが、人との縁やつながり、老いの境地や死についてなど幅広いテーマが扱われている。共感する話もあれば、そんなこともあったのかと、沖縄や人生のディープな話に襟を正される思いをすることもある。(長田 清 あとがきより)
| 四六判/256頁/上製本 ISBN978-4-86435-698-5 C0095 |
| 定価:1,650円(税込) |
及川栄光 他 編
『稲作文化の詩歌集 ―古代から令和まで稲作文化の深層を辿る』
一日ニ玄米四合ト/味噌ト少シノ野菜ヲタベ宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」から始まり、万葉集の東歌、西行、啄木、馬場あき子の短歌、芭蕉、一茶、子規、山頭火、山口青邨の俳句、真壁仁、前田新など農民詩、196名の詩歌が結集!(帯文より)
| A5判/296頁/並製本 ISBN978-4-86435-689-3 C0092 |
| 定価:2,200円(税込) |
おのたかお氏は父のおの・ちゅうこうが創刊した「タラの木」を新たな文芸誌として再生させてきた。その現場で自らも「地域文化とは何か」という根源的な問いを踏まえて、新たな文学を創作してきた。その成果である詩集『河童に会いに行く』を多くの人びとに読んで欲しいと願っている。(鈴木比佐雄 解説より)
| A5判/184頁/上製本 ISBN978-4-86435-697-8 C0092 |
| 定価:2,200円(税込) |
主人公の会田真のモデルである前田新氏は、脳梗塞で左半身に後遺症を負ったが今も農作業を続ける現役の農民詩人でありながら、エッセイ、会津の郷土史、宮沢賢治論をはじめとする東北の農民詩人論、松川事件の論考、歴史評論集などの労作を刊行してきた。その逆境を生きる会津農民詩人の「詩農一如」の精神は、草の根から発して米も詩も育て収穫し続けている。 (鈴木比佐雄 解説より)
| 四六判/336頁/上製本 ISBN978-4-86435-695-4 C0093 |
| 定価:2,200円(税込) |
浅見洋子
『浅見洋子全詩集 ―南千住・泪橋・水俣・東京大空襲』
浅見洋子氏は南千住のダンダン橋からお化け煙突を見上げた少女の視線を胸に秘めて、後に東京大空襲の最大の被害者である戦災孤児たちの国家補償の裁判に関わり、詩を通して戦災孤児たちの代弁をする詩集を創り上げた。水俣病に関しても患者たちの施設にボランティアで参加して、水俣病患者の思いを詩集で代弁していった。(鈴木比佐雄 解説文より)
| A5判/432頁/上製本 ISBN978-4-86435-696-1 C0092 |
| 定価:4,180円(税込) |
アルムブルスター哲学論集刊行会
『歴史的実存と理性 アルムブルスター哲学思想論集』
アルムブムスターは日本・チェコ・オーストリアにおいて多くの人びとに愛された師父であり哲学教師であった。彼の論考はカント、ヘーゲル、シェリング、ヤスパース、アドルノなどの哲学を踏まえ、特にシェリングの後期哲学が「人間理性の基礎は歴史的なものであり、その根源はできごとの性格を持ち、われわれにとって越え難いものである」と高く評価し、「理性と実存の二つの現代的意義が、期せずして互いに結合されることになる」ことを論述していく。
| 四六判/440頁/上製本 ISBN978-4-86435-694-7 C0095 |
| 定価:2,750円(税込) |
武良竜彦評論集
『石牟礼道子 たましいを浄化する文学』
チッソ・水俣事件の渦中の死者も含む民衆の心に寄り添い、「ものかたり」、「命の荘厳」の輝きを浴び、たましいの浄化に至る、石牟礼道子の文学的価値を現代文明社会に問う。水俣病の加害側と被害側が交錯する家庭に育った著者による石牟礼文学の真髄に迫る渾身の評論集(帯文より)
| 四六判変形/296頁/並製本 ISBN978-4-86435-693-0 C0095 |
| 定価:2,200円(税込) |
本書を繙くと、今宿節也氏を取り囲む個性豊かな星々がひしめく夜空を眺める思いがする。それは文字通りの天体の星だけでなく、多分野の芸術やそれを生み出す芸術家たち、言葉、文化、自然が奏で織りなす豊穣の天体図である。(鈴木光影 解説より)
| 解説:鈴木光影 |
| 四六判変形/200頁/並製本 ISBN978-4-86435-691-6 C0092 |
| 定価:2,200円(税込) |
久嶋信子詩集
『むすめの瞳 ―私に生(いのち)を灯した人たち』
久嶋信子氏は「むすめの瞳」や「仮面のない父」や「母のうめぼし」や「友の絶望」を胸に秘め、「かたりべ」となり、「おはなしの木」で三世代のいのちの讃歌を奏で続けるだろう。(鈴木比佐雄・解説より)
| 解説:鈴木比佐雄 |
| A5判/208頁/並製本 ISBN978-4-86435-692-3 C0092 |
| 定価:2,200円(税込) |
牡丹が最も美しいのはほころび始めでも盛りでもない。散ったあとの静寂の余韻にある。髙市宏という早熟の才能が求めてきたのも、その世界。福島の風土を愛し、福島の災禍を嘆く、朴訥一途な熱情が十七音の内外に満ち溢れている。(高野ムツオ 帯文より)
| 跋文:永瀬十悟 |
| 四六判/240頁/上製本 ISBN978-4-86435-682-4 C0092 |
| 定価:2,420円(税込) |
難局に出会うたびに、田をは自身の存在の原点に立ち還り、しなやかな強靭さと自らを養ってきた智慧と勇気で、困難を乗り越えてきた。そしてその途上にあっても、田をの涼やかな眼が希求していたのは未来への新しい道であった。(髙澤晶子・解説文より)
| 解説:髙澤晶子/鈴木光影 |
| 四六判/184頁/上製本 ISBN978-4-86435-683-1 C0092 |
| 定価:2,200円(税込) |
宮国けいこ氏にとって「かけがえのない時」とは高齢者の口腔ケアを通して清潔になった口から楽しかった思い出のお喋りに聞き入ることだろう沖縄の父に出来なかった父親孝行を叶えている(鈴木比佐雄・解説文より)
| 解説:鈴木比佐雄 |
| A5判/104頁/上製本 ISBN978-4-86435-684-8 C0095 |
| 定価:1,870円(税込) |
武村櫻エッセイ集
『ノーサイド、そして明日 ―To Know Me Is To Love Me』
武村櫻氏は、日本とアメリカに暮らし、時に世界を巡り、「真実と事実」を思索しながら「メタノイア―方向転換」、「自由と危機」、「レディネス・マインド」、「明日への窓」、「闇の中の光」とは何かを考え続けてきた。そして「日常の何気ない瞬間に、祈りの思いが静かに息づき、私の心をやわらかく包み込む」という「祈りを生きる」ことを心に刻んでいく。 (鈴木比佐雄・解説文より)
| 解説:鈴木比佐雄 |
| 四六判/320頁/上製本 ISBN978-4-86435-684-8 C0095 |
| 定価:2,200円(税込) |
岡田美幸詩歌エッセイ・評論集
『光のパイプオルガン』
岡田美幸氏は宮沢賢治の詩「告別」の最後の三行の「ちからのかぎり/そらいっぱいの/光でできたパイプオルガンを弾くがいゝ」から啓示されて「光のパイプオルガン」という題のエッセイを書き上げた。それを本書のタイトルにもしたことは、きっと多くの若き表現者を励ますだろう。(鈴木比佐雄 解説より)
| 解説:鈴木比佐雄 |
| 四六判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-688-6 C0095 |
| 定価:1,870円(税込) |
天使魚側面ばかり見せてくる
いくら正面を見せてとお願いしても思い通りにはいかない、自然の予測不可能性や不制御性に対するおかしみであり、その摂理に向けた寿ぎなのだろう。( 鈴木光影 解説より)
| 解説:鈴木光影 |
| 四六判/160頁/並製本 ISBN978-4-86435-687-9 C0092 |
| 定価:1,870円(税込) |
片山壹晴氏は《玉村町の風景を鳥瞰的に「嘴野」と名付けた》ことに創造的な意味を与える。それは若いころから「風土や風景というものと人間存在の関係」を考え続けてきたからだ。……きっと宮沢賢治が岩手を「イーハトーブ」と名付けたように故郷の風景を慈しむ精神を生きているからだろう。(鈴木比佐雄 解説より)
| 解説:鈴木比佐雄 |
| A5判/184頁/並製本 ISBN978-4-86435-685-5 C0092 |
| 定価:2,200円(税込) |