「コールサック」(石炭袋)124号 2025年12月1日

目次
扉詩 高柴三聞 受水走水
特集1 『人新世の生活世界詩歌集
――気候変動・戦災・核災をもたらす科学技術偏重から始原の存在へ』
書評 前田新 『人新世の生活世界詩歌集
―気候変動・戦災・核災がもたらす科学技術偏重から始原の存在へ』を読む
鈴木正一 「現代的諸問題の根本的矛盾」を問う詩歌集
天瀬裕康 地球滅亡を前にして生き抜く人々の動向
杉谷昭人 「Ⅲ 始原の存在⑶―極まるかなしみ」に寄せて
岩上和道 『人新世の生活世界詩歌集』を読んで
福田淑子 変わりゆく「自然」のなかで
関根道豊 俳句の使命『人新世の生活世界詩歌集
―気候変動・戦災・核災をもたらす科学技術偏重から始原の存在へ』の俳句を読む
林ひとみ み、からはじまる、みちしるべ
笠原仙一 人類の この国の 破滅の危機に
特集2 関悦史が聞く昭和・平成俳人の証言⑺
関悦史が聞く昭和・平成俳人の証言⑺
インタビュー 宇多喜代子 ―水田に助けられた命
詩 Ⅰ
鈴木正一 歴史の教訓
みうらひろこ 猿る来て去る
立原一洋 ぜいたく/ビスケット/煙草/和
天瀬裕康 ある被爆技術兵のこと
井上義一 炎と青い涙/眠れない夜に鬼が来るぞ
植木信子 季節の変わり目の休日
酒井力 市場の憂愁/弓道詩編18 宙宇の道 ―集中と離脱
末松努 沈黙の向こうに
高細玄一 近づきながら離れ/10月21日
千葉成子 悲しき王子の悲しき疑問
カンワル 希望のろうそく/鳥のように
詩 Ⅱ
久嶋信子 靴/おはなしの木
方良里 ドラゴン
藤谷恵一郎 ありのままの君に/桃源郷/百日紅
勝嶋啓太 妖怪絵巻「あの伝説の妖怪・大イタチ」
熊谷直樹 妖怪絵巻「新生」
日野笙子 園庭会
石川樹林 AI「ボビー」
水崎野里子 私はかぐや姫―日本の古い伝承民話から
山﨑夏代 唯我独尊
原詩夏至 地虫/井戸の底には
成田廣彌 令和七年の九月の歌
風守 真辞苑(な行)
羽島貝 こころ=からだ/素描 I/素描 Ⅱ/切願
坂本梧朗 やすらぎと一瞬
詩 Ⅲ
宮川達二 神威岬
淺山泰美 神さまの言うとおり
狭間孝 明神岬にて/上幡多のあぜ道で
村上久江 遠い日の少女は
青柳晶子 旧友
よしのけい 風にのって/豊四季さんぽ
白神直生子 おんなの生き方 おとこの生き方/祖父のいけばな
近藤八重子 おまけの人生/川
小山修一 波長/まつたけ/同窓会
千葉孝司 春よ
外村文象 七夕/祖母と孫/甲子園の土を踏む/九十一歳の誕生日
座馬寛彦 二歳児
俳句・川柳・短歌・狂歌・詞
俳句時評 鈴木光影 「全国学生俳句会合宿2025」と学生俳句会のいま
学生俳句会のいま
横山航路 膨らんだ風船 ―北大俳句会「えぞりす」の活動とこれから
田中遼弥 九州学生俳句会と地方学生俳句
冨嶋桂晃 レぺゼン関西
田村転々 新京大俳句会、ふらここに所属して
野上翠葉 愛媛大学俳句研究会(愛大俳研)の活動、これから
辻村栗栖 縦横のつながり ―東大俳句会の活動
俳句 今宿節也 宝瓶宮
岡田美幸 四角い清夏
松本高直 彼岸過迄
原詩夏至 赤紙
水崎野里子 八月の光・その後
川柳 堀田京子 夏川柳/枯れすすき
俳句 鈴木光影 雁の列
短歌 水崎野里子 信濃追分に寄す
大城静子 恐怖
原詩夏至 猛獣篇
藤谷恵一郎 夢幻現
岡田美幸 過ぎし夏
村上久江 庶民の味失せて高嶺の
座馬寛彦 朝の子
短歌時評 座馬寛彦 「橋渡し」としてのアンソロジー
狂歌 高柴三聞 八十八狂歌十首
牧野新 本朝春望
作詞 牧野新 太陽のない時代/ラップ 将棋の独り言
詩 Ⅳ
現代詩時評 原詩夏至 いまさら機械仕掛けの神など
詩誌評 植松晃一 生老病死を自分らしく生ききる
詩集評 後藤光治 神谷毅詩集『祖母の鎮魂歌 ―読谷村・ガマヤーガーの惨劇』
・八重洋一郎詩集『遠流の果てから』等の沖縄詩を巡って
小詩集 永山絹枝 『戦乱を生き抜いて(その六)』
堀田京子 『わだつみの唱』九篇
趙南哲 『ガレキの墓』十一篇
萩尾滋 『悲歌のポリフォニー』 第九回
柏原充侍 『おかん がんばれ』六篇
小説・戯曲
小説時評 宮川達二 時をつなぐ鎖 ―チェーホフ作品を巡って―
小説 岩上和道 死者の恩寵―大谷刑部の十字架
牧野新 木更津の懺悔教会のシスターは強い女
戯曲 牧野新 荘子と骸骨
小説 小島まち子 旅路の果て(二)
エッセイ・評論
追悼文 若麻績敏隆 追悼 青木善保先生
アルゼンチンからの世界文学時評
岡和田晃 【連載2】ホルヘ・ルイス・ボルヘス「エル・アレフ」小論
または他者と共存するエートス
エッセイ 淺山泰美 あるがままに生きて
宮川達二 ノースランド・カフェの片隅で
文学&紀行エッセイ第四十六回「山不易 人流行」―尾崎一雄と青柳優―
石川啓 辺野古叙事詩
原詩夏至 「二項対立」を滲み出るものとしての「詩」
水崎野里子 私と短歌と海外交流(1)
水谷嘉弘 ロココ趣味をモダニズムに置き換えた画家 ―高野三三男
日野笙子 追憶の彼方から呼び覚ますもの(19)
アメリカ映画の良心、レッドパージの時代―ダルトン・トランボとウディ・アレン
趙南哲 青は藍より出でて…
評論 永山絹枝 国分一太郎と近藤益雄(13)―童話『おじいさんの手紙』を読む―
鈴木比佐雄 「良寛さんのエスプリ」の効いた自然体で多様な詩篇
―弟子丸博道詩集『良寛さんのエスプリ』に寄せて
黄輝光一 人類を滅ぼす「二つのがん」
黄輝光一 目覚めよ人類!!霊界から見た戦争 ―シルバー・バーチの霊訓より
趙南哲 【連載】韓ドラに魅せられて4 『ウンジュンとサンヨン』
書評
松本猛『東山魁夷 絵と写真の秘密 ―ドイツ・オーストリアの心の旅』
水谷嘉弘 日本画家東山魁夷が描いた欧州風景を探し求めて
井口時男評論集『近代俳句の初志 子規から新興俳句・震災俳句・沖縄俳句まで』
武良竜彦 井口時男評論集『近代俳句の初志 子規から新興俳句・震災俳句・沖縄俳句まで』を読んで
佐藤亨 モダニズムと「喩の力」
亀谷健樹詩集『遺跡』
朝倉宏哉 詩禅一如、老僧詩人が生む真言、凛々たる詩情
与那覇恵子評論集『沖縄を「悲しい宿命の島」にするのは誰か?』
高柴三聞 与那覇恵子評論集『沖縄を「悲しい宿命の島」にするのは誰か?』―について
八重洋一郎詩集『遠流の果てから』
高細玄一 八重洋一郎詩集『遠流の果てから』を読む
日野笙子 すでに叙事詩への清冽な参入、不抜の文明批評―石垣島の詩人ということ
喜納勝代歌集『海の平和』
池原初子 喜納勝代の宝物
玉城寛子 第三歌集『海の平和』を祝して
植松晃一詩集『夜明けの灯台』
後藤光治 通奏低音としてのロマン・ロラン的精神
中山たかし著『独り言も良いかも 第2集―空をみる』
山本萠 中山たかし著『独り言も良いかも 第2集 ―空をみる』を読む
天瀬裕康混成叙事詩『廃墟から平和都市を ―我がヒロシマ混貼帳My Hiroshima Collage』
こまつかん ―後世に伝える作品群―
森尾ようこ句集『惑星』
董振華 ―詩情の惑星をめぐって―
川村蘭太 丸くなるな、星になれ
評論・呼びかけ文
鈴木比佐雄
「故郷」と「異郷」の根底に立ち還り対話から平和と連帯を模索する
―『故郷と異郷の対話・連帯詩歌集―大地の基底にある「原故郷」に立ち還り
「地球人」の連帯を模索する』への参加を呼び掛ける
詩 鈴木比佐雄 核災が永遠に廊下の奥で居座っている
アンソロジー詩歌集 公募趣意書
編集後記
鈴木比佐雄
鈴木光影
座馬寛彦
羽島貝





