書籍一覧 新刊
鈴木貴雄 小説
『ツダヌマサクリファイ』
人の心が開いていく、模索と予感に満ちた物語。ふとしたことからつながるものが不思議な力を生み出す。再生する伸びやかな命が試行錯誤する過程での犠牲。新しく踏み出す儀式として、かなしみや傷と向き合う青春の胸の内、そして鏡の向こうに過ぎていく時間への惜別が淡く刻印されている。(佐相憲一 解説文より)
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解説:佐相憲一 |
文庫判/96頁/並製本 ISBN978-4-86435-334-2 C0093 |
定価:990円(税込) |
田中作子・愛読詩選集
『ひとりあそび』
生きる姿とは、田中さんの言葉では「ひとりあそび」になるのかも知れない。つまり「ひとりあそび」という自己を解放しながら自己を鍛える時間を過ごしていくことが、これから出会う他者の時間を尊重し、未知の豊かな出会いの時間である「待合せ」を可能とするのだということを直観しているのだろう。(鈴木比佐雄 解説文より)
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解説:鈴木比佐雄 |
A5変形判/128頁/上製本 ISBN978-4-86435-328-1 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
坂井一則 詩集
『世界で一番不味いスープ』
詩を通して世界と人間の関わりの根源を問う志の高い試みだ。坂井一則さんは不条理を直視し不条理に抵抗するために「悪い言葉」を具材にしながら新詩集『世界で一番不味いスープ』を創作した。そんな味わい深い詩篇をぜひ多くの人たちに味わってほしいと願っている。(帯文より)
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A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-332-8 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
秋野かよ子 詩集
『夜が響く』
いつも書くのは夜半なので夜が忍び込んできます。よく自然のことを書いていました。そういった環境があったことと、私の記憶のなかにも溢れるほど自然が残されていたからです。(あとがきより)
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A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-330-4 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
橘かがり
『判事の家 増補版 ―松川事件その後70年』
松川事件から70年、その今日的な意味を問う小説!元判事の祖父はなぜ一人だけ有罪を主張したのか。「判事の家」に育った作者は祖父や父に疑念を抱き、死刑を求刑され10年間獄中にいた元被告に会いに行き、松川事件で運命を替えられた人間ドラマを書き記す。(帯文より)
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文庫判/272頁/並製本 ISBN978-4-86435-325-0 C0093 |
定価:990円(税込) |
石村柳三
『石橋湛山の慈悲精神と世界平和』
本書は、日本近現代史に大きな足跡を残した、偉大な言論人・石橋湛山の魅力的な人間像を、感性豊かな詩人であり、詩想家でもある著者が、渾身の力を揮って書いた貴重な一書であり、多くの方々に薦めたい。(浅川保「序文に代えて」より)
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46判/256頁/並製本 ISBN978-4-86435-322-9 C1095 |
定価:1,650円(税込) |
崔龍源詩集
『遠い日の夢のかたちは』
だから永遠ほど遠いところとは/今生きてあるここ/と言ってもいいのではないか/だが こことは どこだろう/きみが 力尽きて 路上に横たわっているこことは(詩「路上」より)
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A5判/144頁/並製本 ISBN978-4-86435-318-2 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
日本・韓国・中国 国際同人誌
『モンスーン』2号
「モンスーン」(季節風)という象徴的な詩誌名をつけた国際同人詩誌が創刊されて二号目に入る。韓国版、中国版、日本版とそれぞれ世に出た創刊号はおおむね好評だったと言ってよいだろう。(略)そしていま、再び「モンスーン」に作品を通して集まった詩人たち。この二号では、各人が創刊号の作品から、それぞれほかの国の詩人をとりあげて評している。対外読者との心の交流だけでなく、同人間の国際交流にも乗り出したわけだ。(佐相憲一〈第二号発刊の言葉より〉)
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A5判/112頁/並製本 ISBN978-4-86435-324-3 C1092 |
定価:1,100円(税込) |
ワシオ・トシヒコ定稿詩集
『われはうたへど』
ユーモレスク・エレジーか、混沌ブルースか!戦後、今日に至る個性的な詩の集大成。美術評論家として定評のある詩人の決定版詩選集、ついに刊行!!
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解説:佐相憲一 |
46判/344頁/並製本 ISBN978-4-86435-319-9 C1092 |
定価:1,980円(税込) |
佐藤勝太 詩集
『佇まい』
人情味あふれる、とぼけたユーモア、自分自身に厳しく、他者に優しい観察眼と内省力で、多面的なテーマを貫く人間詩想が味わい深い。(佐相憲一 解説より)
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解説:佐相憲一 |
46判/208頁/並製本 ISBN978-4-86435-321-2 C1092 |
定価:2,200円(税込) |
小林征子 詩集
『あなたへのラブレター』
人生には、いろいろあります。出合い、結婚、出産、子育て、病気、別れ、楽しいことばかりではありません。最終章の天国へ旅だたれた夫への「ラブレター」は、あなたの純粋な愛と優しさに涙がこぼれました。天国にむかって、いっぱい語りかけて下さい。きっと通じると思います。そしてあなた達を見守っていると思います。(手作り絵本研究家 武藤順子)
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跋文:武藤順子 |
A5変形判/144頁/上製本 ISBN978-4-86435-323-6 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
井上摩耶 詩集
『鼓動』
殻に閉じこもりそうになる寸前で、ひろい世界に心がつながっている。その繊細な位置から放たれる批評の矢。奥深いところで地球という立脚点をもちながら、亡き父の詩の心の鼓動にそっと語りかける。苦しみながら生きていることの実感まるごと、せつない詩集だ。(佐相憲一「解説」より)
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解説:佐相憲一 |
A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-317-5 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
藤原喜久子 俳句・随筆集
『鳩笛』
生きることの願望や挑戦、自然や人びとを慈しむ心に満ちていて、それが俳句的な直観に促されて自然体で記されている。戦後から今に至る秋田県北部の暮らしの細部が、喜久子さんの感性を通して実感できる思いがしてくる。(鈴木比佐雄「解説」より)
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A5判/368頁/上製本 ISBN978-4-86435-315-1 C1092 |
定価:2,200円(税込) |
奥山恵 歌集
『窓辺のふくろう』
奥山恵さんは、2010年から千葉県柏市で児童書専門店「ハックルベリーブックス」を営んでいる。この歌集には、書店経営に携わる今と、都立高校教諭として勤めていたころ、両方の歌が収められている。世界は軋み続けており、どちらの日々も容易ではない。けれども、閉塞感に満ちた中で、奥山さんは何と誠実に詠みつづけてきたことだろう。(松村由利子「解説」より)
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46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-312-0 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
鈴木比佐雄 詩集
『東アジアの疼き』
たぶん私は東アジアの国々から呼ばれているのだと感ずる時がある。それは詩的精神が国境を越えて普遍的なものを抱えているからだろう。また学生時代に読んでいたフッサールが構想した「原故郷」としてのヨーロッパに重ねて、「原故郷」としての東アジアの可能性を漠然と考えていたからだろう。(あとがきより)
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A5判/224頁/並製本 ISBN978-4-86435-316-8 C1092 |
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柏木咲哉 詩集
『万国旗』
〈なんやねん、この飛んだお人は〉〈おもろすぎやで〉〈不思議な味で、泣かせるなあ〉〈こんな詩集、見たことないなあ〉そんな声がもれるウルトラ級の親しみである。(佐相憲一「解説文」より)
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解説:佐相憲一 |
A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-314-4 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
坂田トヨ子 詩集
『源氏物語の女たち』
坂田さんの連作詩篇は、光源氏に関わる女たちの人生を賭けた内面の真実が、モノローグの「私」として語られ、光源氏という魅力的な人物によって、絵巻物のように十六名が現れて輝き出すのだ。(鈴木比佐雄「解説文」より)
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A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-313-7 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
吉村悟一 詩集
『何かは何かのまま残る』
嘘つ菌と共謀罪が渦巻く美しい国に、ひょうひょうと風刺SF詩人現る!コワ~い世の中を時にワラい、時にしみじみ。土俵際でうっちゃるのが庶民の底力!騒然とした状況に放たれた生活者の痛切な実感!(帯文より)
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解説:佐相憲一 |
A5判/128頁/並製本 ISBN978-4-86435-311-3 C1092 |
定価:1,650円(税込) |
大湯邦代 歌集
『櫻さくらサクラ』
大湯邦代さんの短歌では、瑞々しいイメージと、透明感のある調べに惹き込まれ、いつの間にか私たちの深層の狂おしい恋情とか真実を発見する想いが掻き立てられ、予定調和を潔しとしない新しい挑戦を目撃することになる。(鈴木比佐雄「解説文」より)
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46判/144頁/上製本 ISBN978-4-86435-310-6 C1092 |
定価:1,980円(税込) |
佐藤竜一
『宮沢賢治 出会いの宇宙―賢治が出会い、心を通わせた16人』
多くの人びととの出会いを糧に、賢治は自らの世界観を築き上げていったにちがいありません。そのことが死後実を結び、世界的な規模で読まれるいしずえとなったのではないか。そう感じている私は、本書で賢治が影響を受けたと思われる16人を登場させました。本書を読み、「宮沢賢治」がどのようにして形成されたのか。感じ取っていただけたなら、とてもうれしいです。(「はじめに」より)
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46判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-308-3 C1095 |
定価:1,650円(税込) |