詩選集シリーズ
『谷崎眞澄詩選集一五〇篇』
道は何処までも続き/その涯に いまは亡き祖父の入植地がある/暗い雑木林 軽便鉄道 水銀鉱山/それらが 私の幼い記憶の襞に/きれぎれに残っている//夜はランプだけが頼りであった/時折 祖父の家に集まる/一族の指という指は/すべて節くれだっていた(「雪の記憶」より)
| 解説文:佐相憲一、三島久美子、鈴木比佐雄 |
| 四六判/248頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
『山岡和範詩選集一四〇篇』
根があって 大きい幹があって
枝は おんなじようなたしかさで
小学生の一群が
晴天に指をひろげるように
はたらく者の腕が五月の空を支えるように
(「けやき」より抜粋)
| 解説文:佐相憲一、くにさだきみ、鈴木比佐雄 |
| 四六判/224頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
『吉田博子詩選集一五〇篇』
その人間のしんの優しさを/わかる人は/尊いことだ/その人のかくれた優しさを/みつけられる人は/人の心の尊さが/わかる者だ/うれしい人だ/そんな人とは心の底から/笑える/そんな人とは心の底を/みんなみせられる
(「しんの」)より
| 解説文:井奥行彦、三方克、鈴木比佐雄 |
| 四六判/160頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
『くにさだきみ詩選集一三〇篇』
花が/うつくしいのは/からだじゅうの/愛を/お日さまにむけ/ひらいているから//おしべよ/めしべよ/だれにむけて/なににむけて/こんなにも/美しく/愛をひらくことが/できるだろう//ひとは
(「花がうつくしいのは」)より
| 解説文:佐相憲一、石川逸子、鈴木比佐雄 |
| 四六判/256頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
『朝倉宏哉詩選集一四〇篇』
天山山脈のふところの天池のほとりに立ち 七色のさざなみを眺めていたとき ふと湧いてきた想念があった ……人類が流した涙がここに溜まっている (「天池」より)
| 解説文:日原正彦、大掛史子、相沢史郎 |
| 四六判/240頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
『鈴木比佐雄詩選集一三三篇』
人は光/人は影/人は光と影/
人は苦しみ/人は歓び/人は闇から生まれ/束の間 光に抱かれて闇へと還ってゆく/ 何を急ぐことがあろうか
(「日のゆらぎ 7」より)
| 解説文:三島久美子、崔龍源、石村柳三 |
| 四六判/232頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |








