全刊行書 年代別
3回の在外研究を通して、マザー・グース等の伝承文学に強い関心を抱くようになり、マザー・グース関係の論文を執筆し、それらの一部が今回紀要論文から一本の形にまとめられるようになった。伝承文学への関心は、私が留学と英文学研究の継続の中で摑んだ、一筋の流れのようなものである。その流れに浮かぶ漂流物のような幾つかの論点や知識を本書の読者と共有できれば幸いである。
(「あとがき」より)
| A5判/304頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
300年前の肥後・熊本に放牛という貧しいお坊さんがいた。 彼は飢餓の死者を弔うために、国中を托鉢し寄金を集めて霊感に従い118体もの「放牛じぞう」を建立した。 今も「放牛じぞう」100体が現存し、パワースポットとなって、多くの人びとの悩みを聞き取り、願いごとをかなえ続けているという。 (巻末には「放牛じぞう巡礼マップ」付き)
| B5判/フルカラー32P/上製本 |
| 定価:1,575円(税込) |
とても痛かったの と/母になったひとの/幸せそうな微笑//外の小雪のちらつきも/大震災の騒ぎも/放射能の不安も関わりない//春 四月/至福のよろこびの ひととき(「四月のよろこび」より)
| 解説:鈴木比佐雄 |
| A5判/192頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
中桐さんの日常の生き方と精神のありように、読者は深く感銘するに違いありません。豊かな情感と知性によって紡がれた文章は心の糧となり、多くの人に生きる喜びと力を与えてくれることでしょう。 (帯文:詩人 なんば・みちこ)
| 解説:鈴木比佐雄 |
| 四六判/208頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
こういう京都の感興を
静かに綴れる人を、
ぼくは何十年も待っていた。
(帯文:松岡正剛)
| 栞解説:鈴木比佐雄 |
| 四六判/256頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
これほど希望と夢と明日を一致させて今を生きる勧めを淡々と、しかも熱く筆文字で書き記す書は、今まで存在してこなかったのではないか。東日本大震災の3・11以後に肉親・知人を亡くされたり、家も仕事も故郷も失くしてしまった多くの人びとやその関係者たちは、想像を超えた「空しさ」を未だ抱き続けているだろう。そんな「空しさ」を抱えた人たちや、人知を超えた自然を直視し自然の再生を願って生きようとする多くの人びとに、大谷さんの「空しさ」を「夢」に変えようとする筆文字の言葉を味読して欲しいと願っている。(解説文:詩人 鈴木比佐雄)
| B5判(横長)/96頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
道元のことで語っておきたいのは、言葉をもっての、「愛語」の大切さを説いたことだ。人に接し、あるいは話す言葉にも愛する心情の精神が大事とする言語愛の精神を。(「時のしからしむ耳と詩人の詩性」より)
| 栞解説:芳賀章内、鈴木比佐雄 |
| A5判/442頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
てのひらとてのひらをあわすと/ぬくもりがある//そのぬくもりに/そっと わたしをつつみわたしをけす//わたしをけすと/てのひらとてのひらは/ひとつの自由/ひとつの相//そこには/とうとい 黙念の宇宙のかたらい(「合掌」より)
| 解説文:佐相憲一 |
| A5判/160頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
首都郊外の小さな町の小さな事件/観光道路わきの駐車場で/若い男女七人の遺体が見つかった/封印されたワゴン車のなか 封印された七つのたましい/足元には まだ余熱を保っている四つの練炭/ちなみに二〇一〇年のわが国の自殺者は/三万千五百六十人/一九九八年以来つづけて三万人をこえている(「惑星」より)
| 解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/136頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
大井さんの詩集十一冊を収録した全詩集は、戦前戦後の歴史時間を根底に秘めている詩群であり、半世紀以上を懸けて時代と対峙しながら、書き継がれた荒ぶる魂の記録である。 鈴木比佐雄・解説文より
| 解説文:西岡光秋、平野宏、高石貴、栗和実、西川敏之、佐相憲一、鈴木比佐雄 |
| A5判/480頁/上製本 |
| 定価:5,250円(税込) |
象徴としての〈港〉。それは、こころのあり方の選択である。交信が生む宇宙論的な人のつながり。文字の連なりが伝える世界とこころの深部。そこに詩文学の素晴らしさがある。新世紀の荒波に、原初からの時空を遍在する詩精神の灯台は何を照らし、汽笛はどのように鳴るだろう。(第三章「港の詩想」より)
| A5判/392頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
暗雲が切れて 消えていく /真夜中 月は真上にあがった /静かに頭上に時をおとす /十万億土の遠くから /父の魂が帰ってくる (帯文より)
| 解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/120頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
超氷河期の情景は苦い。放射能の時代は辛い。現代社会の荒波にさらされて、それでも人間を信じよう。孤高の精神がふと見せるさりげない優しさ。 屈折し、反逆しながら、ひたむきに世界と向きあう詩のこころ。 足もとの苦悩から宇宙感覚まで、個性的な第一詩集。
| 解説:佐相憲一 |
| 四六判/128頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
逸見猶吉の詩作行為の全貌は、尾崎さんという研究者によって初めて多くの人にその価値が顕在化された。この書は今後に逸見猶吉を論ずる際の最も重要な研究書となり、読まれ語り継がれていくと私は考えている。(解説文・詩人鈴木比佐雄)
| 解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/400頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
のっぽで寂しがり屋で泣き虫の天使が、
地上へ降りて詩人になりました。
アスファルト・ジャングルで捨てられ散らばった言葉を拾い集め、
祈りの息を吹きかけて、みんなに届けます。
帯文:千葉経済大学短期大学部・講師 松島義一
| 解説文:佐相憲一 |
| A5判/160頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
生動の存在を肯定しえない詩想から、生動の存在は万象の乖離したところに実在としてある。青柳俊哉の精神は飛翔する。その詩群は優しさにあふれている。(帯文:山本十四尾)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/176頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
王ヶ鼻の岩壁の上に立つ/五体の石仏が慈悲の顔を黙し/旅人を迎えてくれた/眼下に広がる盆地に川は悠々と流れ/街は地域を造り/整った田畑が青々とみえる深い地層/この頂きまでいくつもの山が重なり合い/盛りあがって/鼻のように突き出た絶壁につながる(帯文より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/160頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
見上げていると六歳くらいの子が話しかけてきた 「お母さんは僕が十三のとき七つで死んじゃった」 「えっ? 君はまだ十三になってない それに七歳の母だなんて(帯文より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/192頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
志帆よ/おまえが大きくなった時/おまえのじいちゃんはこの世にいないだろう/その事は悔しい/だからじいちゃんは/おまえにこのささやかな詩集を残すのだ(「ビバ! しほりん」より)
| B5判/フルカラー32P/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
象さんの耳はなぜ大きい それは遠いところから/神のお告げを待っているからだ/大きな耳 それは 水の音を聞き分けるためにある/水の音を聞き 水の危険を知っているのだ/地震や津波を仲間に知らせるために(帯文より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/184頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
冬の陽に映える松島の沖の/牡蠣の「畑」を通り過ぎ/海岸線すれすれに/電車は/石巻へと向かう//駅に降り立つと/フランソワーズ・アルヌール/「003」が/憂いに満ちた美しい眼差しで迎える(「黄色いマントの戦士たち」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/136頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
刻まれたおびただしい死。彼の父、母、妹琇子。
詩「死んだ少女」の少女は私の同級生。
不意の出逢いに私は息をのむ。
そして詩「脅え」―ぼくの唯一人の子がやっと九ヵ月―
言葉はやわらぎ詩は命を得て輝きはじめる。
誰よりも生を愛したかんさんの、生涯の詩である。
林 京子(作家)
| 解説文:高塚かず子、田中俊廣、鈴木比佐雄 |
| A5判/624頁/上製本 |
| 定価:5,250円(税込) |
危機に瀕したいのちが屹立する
ことばが屹立する
過去と現在と未来を 個と社会を
「わたし」と地球を結ぶ
思想と姿勢が屹立する
ここに あなた自身が確かにいる。
帯文:落合恵子 作家 クレヨンハウス主宰
| 編者:佐相憲一・中村純・宇宿一成・鈴木比佐雄・亜久津歩 解説文:佐相憲一、中村純、宇宿一成、若松丈太郎、鈴木比佐雄 |
| A5判/544頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
わたしたちはこの異星のうえで出会い/会えないでいる一日を一年のように感じているが/宇宙的にいえば それは一瞬だ/沈まないうちに次の一歩をふみだし/水のうえを歩くように/わたしたちは足跡を残さない
(詩「わたしたちは何も残さない」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/128頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
― 私は 今でも 夕日が 嫌いです//語気を強め 言い切る 石川智恵子 六九歳/東京大空襲訴訟で 証人尋問にたつ 彼女/打合せ場所を わが家にした 代理人の夫/二人の 傍らで 茶を入れながら/彼女の話に 聞き入った(詩「夕日」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/160頁+フルカラー16頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
堀内さんの図形詩の成果は、はからずとも日本人がいくら中学から大学までの十年間も英語教育に力を注いでも、英語の実力が身に付かなかった根本的な問題点を明らかにしている。それは言葉を学び世界を発見する面白さ、言葉を使い自分と他者の相互の思いを伝え合う喜び、言葉と現実の相互関係から新たな言葉を創造する自由な遊び心などだろう。(鈴木比佐雄 解説文より)
| 解説文:鈴木比佐雄、尾内達也、堀内利美 |
| A5判/232頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
水滴を 油がはじいているのか/ひきしまった 小麦色の/その皮膚の 背中いちめん/水滴が 無数の玉になって/ころころと 玉になって/おちもせず キラキラと ひかっている(詩「見知らぬ少女」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/176頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
母を迎えにいく/決まって車の中で母は言う/アア アリガタイ アリガタイ/モウ キテクレナイノカト オモッタヨ/ナオコ/渡されるノートにはいつも書かれている/―キタクガンボウガ ツヨイデス(詩「帰宅願望」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/160頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
尾崎さんはランボーに熱狂することなく客観視しながら淡々と生涯を記述していく。そして読者に「内なる他者」を抱えて「見者」たらんとした一人の詩人の栄光と挫折と悲劇を等身大で差し出してくれている。この尾崎さんの労作『ランボー追跡』は、未知の領域に挑んだランボーという革命的な詩人像の長篇叙事詩を読んだような深い感動を読者にきっと与えるに違いない。
(鈴木比佐雄 栞解説文より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/288頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
夕暮れの海を/ひとりで/しずかに/あゆむ//ふと/目の前を/照りつける/赤いものに向かって/思いっきり駆けてみる//ああ/いつまでも/砂は尽きない/走ろうと走ろうと/そのあたたかいものの中に/わたしは/入ってゆけない(詩「いのちのにっき(一)―夕暮れに魅せられて」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/352頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
吉野の水を流れる桜の花びらの如きものが、この詩集にはひっきりなしに流れている。かつて日本の生活者が有していた自然や人間に対する関わり方の節度、美しさとしか言いようがない何かだ。
(帯文:以倉紘平)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/96頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
1971年~2011年』
人間は原子力を制御できない。
疑う者はチェルノブイリ、スリーマイル、福島を見よ!若松丈太郎さんはその福島に住み、原子力の不毛に警鐘を鳴らす。まさにまつろわぬ民といえよう。
(帯文:新藤謙・批評家)
| 解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/160頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
生きている者が死者を偲んで書く鎮魂は、まだ本来的な鎮魂詩ではないのではないか。死者が生者の心の奥底に立ち現われてきて、死者と生者が語り合い、共に生きようとすることが真の鎮魂詩ではないか(「戦後詩を切り拓いた市川の詩人たち」より)
| A5判/656頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
こんなにも濃やかな思いを、詩や絵画のほかにも抱いていらしたなんて! 住人の目で捉えられた古都は、〈いちげんさん〉の旅行者には見せないくつろいだ表情で、ふところ深く彼女を受け容れている。連れ立って歩いて頂けたら、私よりもお若い名古さんにはお気の毒だが、傍目にはそれも『お婆さんのいる風景』と映るだろうか、と愉しくなってくる。 (帯文:新川和江)
| 解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/248頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
戦後史を、思想的言語獲得の空間と捉えれば、戦争責任追及の問題が国民的課題としては、この戦後史の空間にほとんどすっぽりと抜け落ちている、といわねばならない。この、戦争責任の問題を含め、戦争からの伝言を戦後史の中にみつけたい、というのが私の本文を書く願いなのである。(一章より)
| 解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/416頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
「私」は鉱脈、そして「ぼく」、「あなた」。地球物質精神が存在の奥深くへと案内する。歴史・自然界を見渡しながら、生を見つめる。独自の手法で何重にも映し出されてひろがる詩情。まさにこの第一詩集自体が光る鉱脈だ。古典と現代詩が世界の視野でとけあい、ひろがる。
| 解説文:佐相憲一 |
| 四六判/128頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
生きて此処に在る喜び
詩人はただ「ありがとう」という
それから一枚一枚 心そのままの
純な絵を渡す そのやさしさ
(帯文:詩人・小柳玲子)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A4変形/136頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
戦後から現代を見据える拠点としてきた「化外」の思想、あるいはバルバロイ(異民族)の視点から、中央にモノ申すことに恐れない反骨のパトスのなせるものだと思う。「化外」から紡いできた風土の詩人の自負でもあるが、その指摘は反骨の詩人たちに対する大きな励ましにもなっている。(黒川純・解説文より)
| 解説文:佐相憲一、黒川純、三浦茂男、和賀篤子、高橋昭八朗 |
| A5判/384頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
闇の中を彷徨っても/闇から脱け出そうとあがく心/それが救いなのだと/自ら気付く事が愛なのだと/うっすらほほえまれて/振り向いて下さるだろう(詩「開けゴマ」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/176頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
二〇〇九年暮れに小学校一年生の担任だった上野郁子先生が病で倒れました。明子さんは先生の回復を願って絵手紙をご家族に届け続けました。その絵手紙は五十枚近くにもなりました。その中から四十枚の絵手紙を収録し、その絵手紙に上野先生のお返しの言葉を添えたものがこの絵手紙集です。
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A4変形判/フルカラー48P頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
戦乱、命、声、沈黙、銀河、人生。熱いものがこだまする。世の中にありながら静かに輝く深い詩精神。現代世界と人間存在を見つめる彼の詩は、行間にも生きたこころが飛翔している。俳句の密度を応用した自作英詩篇付き。東西古典もふまえた哲学詩人、待望の第一詩集。
| 解説文:佐相憲一 |
| 四六判/128頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
現代社会の苦味とリアルな生活実感。
バブル崩壊、不況、時代閉塞・・・。働き盛り世代の鋭さとほろ苦さとユーモアで、大都会と列島とこころを描く。第一詩集にして本格派。現代詩の逸材出現。とびきりの生きた詩をおくる。
| 解説文:佐相憲一 |
| 四六判/128頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
美しいものはまだまだあるが/いちばん美しいのは//槍で突かれて血を流すこころ/流れ出る血のしずくは/初冬の空に紅いナナカマドの実となり/私たちを高みへと引き上げてくれるだろう。(詩「美しいもの」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/136頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
みなさん/「思い出」はもう過ぎ去ったことだと/思っていませんか?/それは違います/過ぎ去った時間は決して戻ってはきません/けれども「思い出」は、ふと心の中に/あのときとは違う感慨で/戻ってくるではありませんか(詩「置き手紙」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/240頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
スイス・ヨーロッパ文学愛好者待望の翻訳小説 スイスの自然や文化・芸術を愛するあなたに。
現役の詩人・作家 ベアト・ブレヒビュールと著名な画家 アドルフ・ディートリッヒ。芸術家ふたりがボーデン湖畔をゆく、時間を超えた徒歩旅行。
アドルフ・ディートリッヒの貴重な絵画をフルカラーで収録。
| 解説文:宮下啓三 |
| 四六判/224頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
子どもの発達支援を考えるSTの会代表の中川信子氏が推薦。
渡邉先生の五十年にわたる臨床現場で得たノウハウ・経験が一冊に集約された。
特別な配慮を必要とする教育(Special Needs Education)は、教育の原点ともいわれています。子育て全般にも応用できる実践的な知恵です。
| A4判/80頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
具象にも象外にもある影と蔭と翳を見据えるとき、そこに力強い生がある。そのことを鳥巣郁美は詩化する。その行先を未見の宙空と位置付ける。おそろしい鋭角の感性に、私は深遠の世界に立たされている。
(帯文 詩人:山本十四尾)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/128頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
何も驚くことはない/全てつながっているのだ/貴方も私も/町も村も/ネコジャラシも薔薇も/冬も夏も/手をとりあい/つながっている/十年前も今日も/百年前も今日も/手をとりあい/つながっている(詩:「つながる」より)
| 解説文:佐相憲一 |
| 四六判/128頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
道は何処までも続き/その涯に いまは亡き祖父の入植地がある/暗い雑木林 軽便鉄道 水銀鉱山/それらが 私の幼い記憶の襞に/きれぎれに残っている//夜はランプだけが頼りであった/時折 祖父の家に集まる/一族の指という指は/すべて節くれだっていた(「雪の記憶」より)
| 解説文:佐相憲一、三島久美子、鈴木比佐雄 |
| 四六判/248頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
詩人の「さくら語り」を聴きにいこう
言霊に呼ばれた人のやさしい物語
住みなれた風景のなかにいて
私たちは不意の異邦人である
(帯文:小柳玲子 詩人)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/200頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
ベトナム戦争終結から35年。グエン・ティ・ビン女史を記憶している人は、どのくらいいるのだろうか。
1969年、ベトナム和平拡大パリ会談に、民族衣装のアオザイを着て登場したビン女史は、解放戦線が樹立した南ベトナム共和臨時革命政府の外務大臣だった。ジャングルの奥にいる解放戦線の代表が女性とは、まさに意表をつく出来事だった。
帯文:早乙女勝元(東京大空襲・戦災資料センター館長)
| A4判/304頁/ソフトカバー |
| 定価:2,000円(税込) |
どんな気持ちでこの爆弾を作ったのか/ 出来上がった時 仲間と一緒に祝杯あげたのか/ 土に潜んでいた子爆弾が突然飛び上がり/ 遊んでいた子供に食らいついて/
両足をもぎ取った報道写真を/どんな気持ちで眺めたのか
(「クラスター爆弾を作った科学者に」より抜粋)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/224頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
バスは夜の入口をひたはしり/予定より少し遅れただけで津山に着いた/心の断層を軋ませてブレーキがかかり/何事もなかったかのように停車した
(帯文「岡山発津山行き最終バス」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/160頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
ケニア在住の実力派詩人がぶちまける、圧倒的なアフリカの現実と自己。
苦悩も矛盾も見つめて共にうたう、注目の第3詩集。さらなる表舞台へ。
| 解説文:佐相憲一 |
| 四六判/128頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
豊かな感性と鋭い感覚は詩人の身上であろうが、加えて今詩人に求めたいのは、独自の思想とそれによるしなやかな抵抗である。
(第一章「しなやかな抵抗を詩に」より)
| 栞解説文:佐相憲一 |
| A5判/288頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
哀の背は愛、愛のとなりは哀。それは生きているものすべての透視図。
的確、端正な場景表現。多様な心層の見事な織模様の詩群。
それらと円居して安らかな心になるのは私だけではない。
(帯文 山本十四尾)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/136頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
異郷が実は同郷で、同郷が即異郷。つまり詩人は境の仕切り線など持たずに無限の旅をしている。
そこに、すさまじいほどの「生きていること」への森厳な詩群が起立している。深い感動が間歇泉のように湧出してやまない。
(帯文 山本十四尾)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/152頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
目送、目逆を問わず、酒木裕次郎はその目奥に徳之島の海色と筑波山の山色とともに、今の時分の恬静感(てんせいかん)をあふれさせて生きている。
(帯文 山本十四尾)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/112頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
ウサギ きじ きつね………
みんなかわいい わが禁猟区の仲間たち
遠巻きに
物語の主人公の行く末を案じた
「さよなら」「ごめんね」が
わたしのささやかな祈り
(「わが禁猟区」より抜粋)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/144頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
詩人はあることを言う
しかしだからすべての詩人は
いつも思ったままに詩が書けるようになるには
ひとつの布施をなさねばならない
詩にとって何の役にも立たない、無意識の贈りもの
詩からもっとも遠くにあるもの
(「ミャンマーの詩人のひと言」より抜粋)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 訳:李美子 |
| 四六判/192頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
他人の顔が/ ぼやけて見えるからと/ 悲観することはない/ 顔の皺が無うなって/ 女房がだんだん若くなっていく/ 人の欠点が見えなくなって/ みんな立派な人ばかり/ 自分までなんだか偉くなる//ものごとを見るのは/ 目でなく心で見る/どこかで聞いたのを思い出した (「心眼」より抜粋)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/144頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
母の日に感謝をこめてカーネーションを、バレンタインデーに愛の言葉を添えてチョコレートを贈るように、普段はあまり口にできない「あなたは大切な存在」という気持ちと、だから「絶対に自殺などしないでほしい」という、一歩踏み込んだ言葉を、この〝予防デー〟を機に伝えてみるのだ。(あとがきより)
| 解説文:佐相憲一 |
| 四六判/128頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
「眠っているのは私たち/苦しみにさめているのはあなたたち」 とは石垣りんさんの詩の一節だが、私たちのこれまでと今に「眠り」はなかったか。 多少なりと「あなたたち」の思いを、汲んでいきたいと思う。
(帯文 東京大空襲・戦災資料センター館長 早乙女勝元)
| 解説文:佐相憲一、鈴木比佐雄、和田文雄、山本十四尾、長津功三良 |
| A5判/640頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
天炎えて特攻の碑の影探し
忘れもしない、国民学校四年生の私は、一人で特攻機を見ていた。
(四章 特攻兵士・巡礼 より)
昨年8月刊行『戦績巡礼』が大変好評だったため、新たな書き下ろしタイトルを追加収録した増補改訂版を刊行します。
推薦 梅原 猛 『考える愉しさ』(新潮社)より。
| 解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/256頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
核時代平和財団の創立者・世界平和と核廃絶活動により受賞多数
デイヴィッド・クリーガー、初の日英語詩集
帯文:広島市長・秋葉忠利
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/200頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
根があって 大きい幹があって
枝は おんなじようなたしかさで
小学生の一群が
晴天に指をひろげるように
はたらく者の腕が五月の空を支えるように
(「けやき」より抜粋)
| 解説文:佐相憲一、くにさだきみ、鈴木比佐雄 |
| 四六判/224頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
アメリカ海軍の潜水艦の記録には
ヒゲクジラが
十二年ただ一人で遊泳していると言う
これまで聞いた事のない
声を発しながら
(「クジラの独り言」より抜粋)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/136頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
三〇〇〇年(推定)の年輪を重ねた、神の如くに見える「紀元杉」の下に佇んで感じたことは、大自然に対する畏怖を受け入れ、自らの人生に謙虚さを覚えないわけにはいかなかったことである。
(「巨樹巡礼の旅 ―屋久島の紀元杉を訪ねて」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/352頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
八月/鮮やかに/黒枠で/太く/ 八月十五日//あくまで暑かった/八月/ブラキストン線で引かれてしまった/八月
(「ブラキストン線―十四歳の夏―
」より抜粋)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/176頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
この星に季節を巡らす歯車が/ 少しずつ狂い始めていますよと/ 風が肩越しに声を掛け通り過ぎて行く/ 少し憤りの混じった悲しみを背に乗せ/ 還れない季節を目指し蝶は飛んで行った/ 詫びに似た気持ちが少し後を追っかけていた(「迷い蝶」より抜粋)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/144頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
めざめたぎんなん 何になる
めざめたしいの実 何になる
そんなたわいないことを口ずさみながら
そして千年樹になれ と
声かけしてみる
(「めざめ」より抜粋)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/112頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
ながい戦乱は終息したが 人々は 混乱の中で激しく競い ここでも新たに敗れる者をつくりだしていた
不規則に汽笛が鳴る 汽車が止まる あたりに静寂がしみていく けっして慣れることのできない静けさがひろがる (「泣き坂」より抜粋)
| 解説文:小澤幹雄 |
| A5判/128頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
詩人の筆があたたかなタッチで描きだす樹々や草花、そこに生きる命たち。朗読詩三篇を含む三十二篇の詩と六〇点以上の絵を収録したコールサック社初の詩画集。「小さな庭」はやがて海を越え時を超え、大いなる宇宙へと広がってゆく
| 四六判/128頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
ゴヤは流血の惨事を描く 人民に銃を向ける兵士を描く ゴヤの絵は生きている 今でも そして 生きるだろう 永遠に この神の不在の世界の中に (「ゴヤの絵の前で」より)
| 栞解説文:佐相憲一 |
| A5判/128頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
とぶとぶ/ さくらがとぶ/ 古刹の寺のしめった土に/ 幾万のすきとおった/ さくらがとぶ
とんでちって/ おのれを滅するのが/ ひとつの美のように
(「夢幻空華<過ぎし子供のころを回想して>」より)
| 栞解説文:牧野立雄、水崎野里子、鈴木豊志夫 |
| A5判/264頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
その人間のしんの優しさを/わかる人は/尊いことだ/その人のかくれた優しさを/みつけられる人は/人の心の尊さが/わかる者だ/うれしい人だ/そんな人とは心の底から/笑える/そんな人とは心の底を/みんなみせられる
(「しんの」)より
| 解説文:井奥行彦、三方克、鈴木比佐雄 |
| 四六判/160頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
冬の夜空に/ひとひらの/月の花びら/かがやいて/今日の命を/暖めている/今日の心を/暖めている//やわらかに/白い大地に/ふりそそぐ/キボウの光/三日月の影//満月になる/力みなぎる/ひとひらの/月の花びら
(「円かな月のこころ」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/160頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
江戸は元禄 宮崎友禅斎元祖のこの染め/江戸時代 近代 現代と
/加賀友禅は生き抜いてきた/〈友禅は染工に非ずして画僧なり〉/という言葉が生まれるほど/手描き友禅は分業を避け/気の遠くなる過程を いちがい者のように/ 職人の心意気を伝えてきた
(「金沢の娘たちよ」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/184頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
米国、カナダ、オーストラリア、南アフリカなど世界の国々の26もの教科書に収録されている東洋大学文学部名誉教授・郡山直の英語詩篇から 代表的な66篇を本人が翻訳した初めての日本語詩集。
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/208頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
2009年8月刊行の『戦跡巡礼』の英訳版。日本国内だけでなく、アジア諸国に遺る「戦跡」を訪れ、俳句とエッセイで綴った一冊。世界中の人々に読んでもらいたいとの想いから、英語版を刊行しました。
| 解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/248頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
四国八十八ケ所の遍路を二度歩いた著者が〝無理をしないお遍路〟を教えてくれる。遍路の世界が世代を超えて、人々との交流と共にありありと書き上げられている。
仏教思想との対話も生きる知恵を与えてくれ、読んだ後に希望が湧いてくる。
| 四六判/248頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
障害者の水泳教室に入ったら なんと 教えてくれる先生が 右膝から下が義足だった 逞しく泳ぐ姿に 勇気をもらった おいらもやってやるぜ! と心で叫んだ (帯文:「今日という日」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/176頁/ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
花が/うつくしいのは/からだじゅうの/愛を/お日さまにむけ/ひらいているから//おしべよ/めしべよ/だれにむけて/なににむけて/こんなにも/美しく/愛をひらくことが/できるだろう//ひとは
(「花がうつくしいのは」)より
| 解説文:佐相憲一、石川逸子、鈴木比佐雄 |
| 四六判/256頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
京都が、いきいきと目を覚ます。
このような才媛に声をかけられるのは、 千年来のことなので。
わたくしも、目を瞠る。
ピュアな水晶少年のイメージをもって登場した詩人の、多彩きわまりない円熟ぶりに。
(帯文:新川和江)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/168頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
苦心、苦闘、生命を賭けた詩業が実る。
半世紀以上、みごとな抵抗体。
日本の波濤は静かでもあるし、荒い。
大崎二郎よ、耳を澄ましているか。
(帯文:長谷川龍生)
| 解説文:西岡寿美子、長津功三良、鈴木比佐雄 |
| A5判/632頁/上製本 |
| 定価:5,250円(税込) |
線路のそばで ねころんでいたら
中原秀雪さんが歩んできた「生命の輝き」に満ちた豊かな世界 ―私も日本の子どもたちと一緒にこの「光」の中を旅したいと思います。 (帯文 宇宙航空開発機構宇宙教育センター初代所長・ NPO法人 子ども・宇宙・未来の会(KU‐MA)会長 的川泰宣)
| 四六判/136頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
天山山脈のふところの天池のほとりに立ち 七色のさざなみを眺めていたとき ふと湧いてきた想念があった ……人類が流した涙がここに溜まっている (「天池」より)
| 解説文:日原正彦、大掛史子、相沢史郎 |
| 四六判/240頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
線路のそばで ねころんでいたら
貨物列車が風を切って通った。
真白い車の間へ、ちょっと足を入れて
みたくなった。(帯文「車輪」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判/208頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
人は光/人は影/人は光と影/
人は苦しみ/人は歓び/人は闇から生まれ/束の間 光に抱かれて闇へと還ってゆく/ 何を急ぐことがあろうか
(「日のゆらぎ 7」より)
| 解説文:三島久美子、崔龍源、石村柳三 |
| 四六判/232頁/上製本 |
| 定価:1,500円(税込) |
曼珠沙華夕陽のしずくのみほして
ある日とつぜん/ 曼珠沙華が夕陽の一滴をのみこんではじけるとき/
友からの便りを口にしたあの山鳥が戻って来ると/ わたしは待っている
(「夕陽のしずく」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ/144頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
駅に向う蘇州園に沿う小道は、さし交わす枝で夏でもひんやりした、塀と石垣に挟まれたその一丁ばかりも疎水に沿い、なんとも落着いた佇まいを持っている。思索の小径と私はひそかに名づけて、朝夕歩いていた。(「御影の頃」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ/288頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
極く自然に裾がめくれて 籠染めの洒落た裏側を目にする/両端が剣のように尖っている独鈷は/自分の煩悩あるいは言い寄ってくる男たちの/嘘をうち破る菩提心の標示(帯文「独鈷考」より)
| AB判/64頁/上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
那須連峰地続きの風土にあって、/結(ゆい)の連帯と母の化身の雪虫・雪蛍の舞姿があたたかい。/この詩集の詩群は心の在所を/私たちに示しながら呼吸している。(帯文 山本十四尾 より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ、128頁、上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
戦後批評文学のぺダンティックなしがらみを、さらりと脱ぎ捨てたこれらの爽快な発言は、あまりにも円転滑脱ゆえに陶酔すら呼んでやまないのだ。(帯文 吉川仁より)
| A5サイズ、320頁、ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
世界の中心とは、今君がいる場所、君の生まれた所なのだ。
と山本衞さんは答える。
(帯文より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判/248頁/ソフトカバー |
| 定価:1,500円(税込) |
帰ってくるなり その話だった/今日搾った酒は/立ち香が素晴らしかった/味にも幅があっていい酒になった/遅い夕食 忙しく箸を動かす夫からは 甘い発酵の香りが漂う(「蔵人の妻」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
日常の苦悩は日常のなかで、/日常の安息は日常のなかに、/そして日常の精神(こころ)のもちようで、/解決し存在し実感できるもの。/この詩集の詩群はそう示唆しながら輝いている。/生き生きとしている。(帯文 山本十四尾 より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 136頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
揺れうごく大地から/雪のちかい中越の里にあらわれたあなた/孤独で反骨で苦悩の人であった浅井十三郎よ/村人の心にあなたの姿は見えているか
(「地鳴り」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
人類史のガンとしての核被爆追求にいのちを張ってたたかいつづけると、このようにも優しく、思い遣りふかく、ときに戦闘的に、自己の運命すら純客観化して、人間の真実を描ききることができるのだ(帯文 吉川仁 より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 144頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
広島の夏は
街全体がこの時 停止する
晩景 色を伏せ
黙祷するかのように夕凪に従う
(「八月の夕凪」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 160頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
五月の野辺には/青い香りを放つ青葉若葉が/みちみちていて/再び春祭りの旗が/風にはためいているけれど/元気な母は/美しい母は/もうその中にいない(「悲しみの情景」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
人と人は/国と国は/喰いつくしたり/喰わせ続けてはいけない/たとえ 喰われることに/快感を覚えたとしても
(「秋の蟷螂」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 157頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
空襲詩自体が非常に少ないのを、残念に思っていた。空襲の空間と時間を超えての詩篇の集大成ともいうべき本書は、まさに待望の一冊である。次世代に、追体験による感動のバトンを手渡せることを、うれしく思っている。
(帯文「大空襲体験を次世代へ手渡すために」早乙女勝元より)
| 解説文:森徳治、黒羽英二、鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 520頁 ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
マンハッタンの/ツィンビルなら瞬時に崩れた/今アメリカは―/〈核心階層〉〈動揺階層〉〈敵対階層〉/ごちゃまぜにしてつくった「サラダ・ボール」//現在の/わたしは/この国の「非国民」ではないのだろうか。(帯文「国家の成分」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 152頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
死なないでくれますように/祈りは誰かにとどくのかい/誰かが叶えてくれるのかい/私には、君に頼むほかない//君よ死なないでいて/死なないでください/死なないでください/足りないの/もっともっと願うから//生きてください。
(「世界が君に死を赦すから」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 160頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
立ちすくむ五月雨はつめたくもあたたかくもなく/鼻すじを伝って正確に 同じ靴先へと落ちていく/暗がりの中でそればかりが よく見えた//無数の蛇が絡み合って 息苦しく/青白い炎に 灼かれている//ワタシにはもう どうすることもできない//五月闇はあまりに暗くて 途方にくれる(「五月闇」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
遠い銀河で生まれたばかりの/ちいさなまたたきのように/庭のかたすみに きのこ/宇宙の舌がひそかにここをなめたのだろう
(帯文「つめたい舌」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
ブザーよし。出発進行。発車。/運転席から声が漏れ/一○両連結の車両がすべりだした/景色を飛ばし/もがり笛をひびかせ/蒼い空を映した直線レールは/わたしの体内をいっきに突き抜ける
(帯文「電車道」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 176頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
つゆくさが咲いている。立浪草が、キツネアザミが、文字摺草が咲いている。福田万里子さん、あなたが、咲いているのだ。いのちを削って詩を書き絵を描きエッセイを綴り、あなたはついに、めぐるこの星の上で、大自然と同じ<永遠の生>を獲得された。 帯文:新川和江
| 解説文:下村和子、鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 432頁 上製本 ケース付 |
| 定価:5,250円(税込) |
むかし 海の向こうから 舟に乗って訪れる者は/ 何人といえども客人であったから/ 幸いをもたらす神々であったから/ 琉球列島の人々は ただひたすらに歓喜して/ 一心におもてなしをするのだった/ 何より人が好きな私にも その気風が残っている/(「女性力」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 144頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
藍は 人と同じいきものえ/そやから 人の思いも察するのやなあ/しおらしい気持で 着てあげたら/藍も 安心して 青を輝かせるのやわ
(帯文「藍の魔性」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
ヒデリかヒドリか。もう悩む必要はない。本人が手帳に書き記したとおり「ヒドリノトキハナミダヲナガシ」と読めば良い。そうすればナミダの理由が、「雨ニモマケズ」の真実が身にしみて伝わってくる。いや、ヒドリでなければ宮沢賢治の魂に触れることはできない。帯文:牧野立雄
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| 四六判 392頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
先住民のアイヌ詩人森竹竹市から始まり、東北の宮沢賢治、関東の新川和江、中部の浜田知章、関西の志村ふくみ、中国の永瀬清子、四国の岡本彌太、九州の渡辺修三、沖縄の島々を詠う真久田正まで、全国を九地域に分け編まれた生活語詩集!
| 解説文:鈴木比佐雄、有馬敲 |
| A5サイズ 432頁 並製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
〝ただいま〟といえる時間が長いほど人は幸せであり、
〝ただいま〟といつか自分に語りかける時が来る淋しさを
豊福みどりは透明かつ空気のようにやさしく作品で証している。
帯文:山本十四尾
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 127頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
兄達は無情なまでの雨に身体は濡れ、物資・兵器・弾薬・食糧のほとんどは砲爆撃で消失し、見るも無残な姿で若い命を失っていったのであろうか、あるいは一瞬のうちに散華したのか、あるいは自決に追い込まれたのであろうか。兄は時に二十四歳であった。(帯文)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 160頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
昭和二十年八月九日 天草上島志柿の小高い岡の養蚕農家に私の班はいた/敵機来襲予報のサイレンが鳴りわたり/養蚕温度調整用の冷蔵庫に全員避難/警報解除のサイレンで急ぎ外へ出た/地の奥底でヅンと地鳴りの音がしたからだ
(「序」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 207頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
前世紀後半から、世界的な文学の主流は、多元文化時代を迎え、もはや西欧一元生ではなく、いわゆる「フリンジ(周辺、という意味)」の国々に拡散している。
(「多元文化受容とポスト・モダニズム」より)
| 解説文:石川逸子、郡山直、鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 382頁 ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
母は娘の箸で五味を育まれる。それゆえ際の時までに、母は娘の箸で絆を食味して旅立ちたいと願う。この日本の美しい伝承を、壷阪輝代は思い丈、しとやかに紡ぎだしている。
帯文:山本十四尾
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
〈恐かったよね〉ガンタラ橋を渡るのは 古番線を張り ゆらゆらゆれる吊り橋から 落ちないようにぼくたちは必死に足許を 確かめながら〈小さな息をしてきたよね。〉 ガンタラ橋を渡って一日が終り
ガンタラ橋は増水のたび流された。
帯文:遠藤一夫「ガンタラ橋」より
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
浜田知章は「聖處女」という言葉の好きな詩人である。永遠の文学的ロマンティシズムがあり、社会文化運動の一人の旗手として、戦中、戦後、昨今までの記憶は鮮明で尽きることがない。沈黙の時もなかった。
帯文:長谷川龍生
| 栞解説文:浜田文、鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
生きてきたことと生きていることと
生きていくことを識別しつつも、内観を常に苦渋に染めながら、石下典子は生と死のあり様を沈思する。そこから抽象されてくる詩群の美学は読む人のこころを魅了させずにはおかない。
帯文:山本十四尾
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
星野典比古は神の子のように純粋無垢である。全身を感動と激高の迫間で振動させている。したがって、この詩集の詩群もまた静と動の対極にあり、そこに21世紀の若者の思索をみることができる。
帯文:山本十四尾
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 128頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
「広島・長崎を最初で最後にしなくてはならない。そんな思いが『一八一人集』にこもる。年内には英語版も出るという。被爆国の詩人の深い言葉が、世界に響けばいい。」朝日新聞(天声人語)2007年8月7日
| A5サイズ 304頁 ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
雨音のひめるリズムに 無意識のうちにもちつづける涅槃の音を聴こう 熟したみずからの季節の雨を放射し てんねんの滅する匂いをうむ晩秋雨に
帯文:石村柳三「晩秋雨」より
| 栞解説文:朝倉宏哉、鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 200頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
どんな歩き方にも/それぞれのPhilosophyがあって/それなりに刻印に励んでいる/だから抱きしめる/足先の落葉にも敬意は有る/そして/砂まみれの魂が在る
帯文:葛原りょう「魂の場所」より
| 栞解説文:長津功三良・鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 192頁 ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
其処にある岩のはざまの/一粒の真珠母貝の/望郷の涙の一滴が/熊笹の葉先からぽつんと零れ/四万十のみなもとになった
帯文:山本衞「誕生」より
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ 168頁 上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
父はどこに記憶をしまっていたのだろう/淀みなく正確に/日時まで入れて淡々と語り/私はそれを書き取っていく
(帯文「白い記憶」より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ、168頁、上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
農薬づけの「コシヒカリがこわい」と赤米・黒米を栽培する著者が米作りの病巣を抉り二億年のイネと人間の悠久の歴史を辿りながら現代人の在るべき食文化を指し示す「新・叙事詩」 (帯文より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ、168頁、上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
深い思索の円周のなかに、
短・深・鋭の世界が展開されている名詩編。
山本泰夫の円熟さに、瞠目するばかりだ。
(山本十四尾)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ、144頁、上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
壷阪輝代の文目は醇乎で、
読後の余清と人生の聞香までを、読者に与えてくれる
(山本十四尾)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ、160頁、上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
ついに 原子バクダンがさくれつしたのだ───
川の水で しじゅう冷していなければならないほど
多量の熱が 発生していた
人間が 近よれば
すぐ死んでしまうほど
多量の放射線が 発生していた湯川 秀樹(帯文より)
| 解説文:石川 逸子、長谷川龍生、鈴木比佐雄 |
| A5サイズ、304頁、ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
宮田登美子は「夢の言語化を夢見る詩人」だ。
その徹底した詩法の試みは
私達の想像力を刺激してやまない。(帯文より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ、96頁、上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
「自由の涙」はホントに涙なしには読めない。
自由というのは今日、世界ぢゅう涙なくして得られるものか
白石かずこ(帯文より)
| 解説文:白石かずこ、相沢史郎、陳千武、鈴木比佐雄 翻訳:飯島武太郎、志賀喜美子訳 |
| A5サイズ、368頁、ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
夕闇はほどなく漆黒の夜となるだろう/佇ちつくす夜闇の底にも花びらは振りつづけ/やがてこの身も書き散らした言の葉もろ共/
幾ひらかの花びらになり果てるだろう/ 冷たい虚空のはりつめるなかで
(帯文より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5サイズ、上製本 |
| 定価:2,100円(税込) |
現代の学校が抱える暗闇に鋭く切り込みながら、
作者の視線はあくまでも、
人間への
根源的な愛に満ちている
作家 小川洋子
(帯文より)
| 解説文:青木多寿子 |
| A5サイズ、ソフトカバー |
| 定価:1,575円(税込) |
ひとはひとの吐く精神の世界だけに生きていけるものではない。ひとはそこにもっとのびのびとした自然の世界を求める。安らぎ、囁き、自己解放の自性というものを求めて。
| 解説文:芳賀章内、池山吉彬、鈴木比佐雄 |
| A5サイズ、上下2段組、450頁 |
| 定価:2,100円(税込) |
うおずみ千尋は緑内障から失明に至った。以来、心耳・心眼・心性をもって、言語を紡いできた。
その世界は澄々とし清々とし端正である。
心根からのおもいは、やさしく、ぬくもりのある声となって私たちを魅了している。
(帯文より)
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| B5サイズ変型、96頁、フランス表紙 |
| 定価:2,100円(税込) |
せめてあの橋を渡れば・・と
行手を遮るものがある
それは、通りゃんすな、と
煩悩の此岸に私を押し返した
かずらのように痩せ細った亡き父母の手だ
「通りゃんすな」より
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判、104頁、ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |
従兄の肺病は 軍隊で無理をしたせいだといった
私が近付くと 近付いた分だけ離れた
母が近付いても やはり離れた
離れた分が従兄の愛で 離れた分の寂しさをこらえた事が
私達の愛であった
「戦死」より
| 栞解説文:鈴木比佐雄 |
| A5判、104頁、ソフトカバー |
| 定価:2,100円(税込) |


















































































































































