アンソロジー
原発事故によって漏れ続ける汚染水、食品偽装、STAP細胞、偽装作曲家・・・。こうした現代文明や人間社会を批判し、笑殺しようとするときに、現代の風刺が生まれてくる。列島各地で個別的分散的に活躍している詩人の諸作品が、ビュッフェスタイルの食卓で賞味、いや、笑味されるのは大変ありがたい。コショウの利いた激辛の皮肉や隠し味を生かした当てこすりなどを口にして、談笑しながらスタミナをたくわえ、日本列島の不透明なまやかしの霧を追いはらうきっかけになることを願う。
序文:有馬敲(詩人)より
A5判/192頁/ソフトカバー ISBN978-4-86435-165-2 C1092 ¥2000E |
定価:2,200円(税込) |

1973年の「パリ和平協定」に私が調印した年に、ベトナムと日本も国交樹立をしました。それから四十周年を迎えたことを記念し、また枯葉剤被害者支援のために、ベトナムの詩人105名と日本の詩人70名が結集し『ベトナム独立・自由・鎮魂詩集175篇』が刊行されたことは、とても意義深いことと感じています。
【序文に代えて】グエン・ティ・ビン ベトナム社会主義共和国元国家副主席
編者:鈴木比佐雄・佐相憲一、グエン・クアン・ティウ 翻訳:冨田健次、清水政明、グエン・バー・チュン、ブルース・ワイグル、郡山直、 矢口以文、結城文、沢辺裕子、島田桂子 他 |
A5判/632頁/ソフトカバー ISBN978-4-86435-122-5 C1092 ¥2500E |
定価:2,750円(税込) |

「アウシュヴィッツ以後、詩を書くことは野蛮である」とアドルノは言いました。
ぼくはこう言い替えたい、
「フクシマのあとに声を発しないことは野蛮である」と。
帯文:坂本龍一
2011年10月22日 オックスフォード、ハートフォードカレッジ チャペル でのスピーチより
編者:鈴木比佐雄・若松丈太郎、矢口以文、鈴木文子、御庄博実、佐相憲一 翻訳:郡山直、矢口以文、木村淳子、結城文、 島田桂子、棚瀬江里哉、沢辺祐子 |
A5判/624頁/ソフトカバー ISBN978-4-86435-076-1 C1092 ¥3000E |
定価:3,300円(税込) |

危機に瀕したいのちが屹立する
ことばが屹立する
過去と現在と未来を 個と社会を
「わたし」と地球を結ぶ
思想と姿勢が屹立する
ここに あなた自身が確かにいる。
帯文:落合恵子 作家 クレヨンハウス主宰
編者:佐相憲一・中村純・宇宿一成・鈴木比佐雄・亜久津歩 解説文:佐相憲一、中村純、宇宿一成、若松丈太郎、鈴木比佐雄 |
A5判/544頁/ソフトカバー |
定価:2,200円(税込) |

「眠っているのは私たち/苦しみにさめているのはあなたたち」 とは石垣りんさんの詩の一節だが、私たちのこれまでと今に「眠り」はなかったか。 多少なりと「あなたたち」の思いを、汲んでいきたいと思う。
(帯文 東京大空襲・戦災資料センター館長 早乙女勝元)
解説文:佐相憲一、鈴木比佐雄、和田文雄、山本十四尾、長津功三良 |
A5判/640頁/ソフトカバー |
定価:2,200円(税込) |

空襲詩自体が非常に少ないのを、残念に思っていた。空襲の空間と時間を超えての詩篇の集大成ともいうべき本書は、まさに待望の一冊である。次世代に、追体験による感動のバトンを手渡せることを、うれしく思っている。
(帯文「大空襲体験を次世代へ手渡すために」早乙女勝元より)
解説文:森徳治、黒羽英二、鈴木比佐雄 |
A5サイズ 520頁 ソフトカバー |
定価:2,200円(税込) |

先住民のアイヌ詩人森竹竹市から始まり、東北の宮沢賢治、関東の新川和江、中部の浜田知章、関西の志村ふくみ、中国の永瀬清子、四国の岡本彌太、九州の渡辺修三、沖縄の島々を詠う真久田正まで、全国を九地域に分け編まれた生活語詩集!
解説文:鈴木比佐雄、有馬敲 |
A5サイズ 432頁 並製本 |
定価:2,200円(税込) |

「広島・長崎を最初で最後にしなくてはならない。そんな思いが『一八一人集』にこもる。年内には英語版も出るという。被爆国の詩人の深い言葉が、世界に響けばいい。」朝日新聞(天声人語)2007年8月7日
A5サイズ 304頁 ソフトカバー |
定価:2,200円(税込) |

ついに 原子バクダンがさくれつしたのだ───
川の水で しじゅう冷していなければならないほど
多量の熱が 発生していた
人間が 近よれば
すぐ死んでしまうほど
多量の放射線が 発生していた湯川 秀樹(帯文より)
解説文:石川 逸子、長谷川龍生、鈴木比佐雄 |
A5サイズ、304頁、ソフトカバー |
定価:2,200円(税込) |
