コールサックシリーズ

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二階堂晃子詩集
『悲しみの向こうに―故郷・双葉町を奪われて』

大震災後普通の生活が一変 詩とは何か、生きるとはを突き付けられる 作り言じゃない言葉の力に息をのむおもい 紛れもない人間の本物の声が書かれている 感動に心がふるえる 帯文:細谷節子(詩人)



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解説:鈴木比佐雄
A5判/176頁/上製本 ISBN978-4-86435-097-6 C1092 ¥2000E
定価:2,160円(税込)

二階堂晃子詩集『悲しみの向こうに―故郷・双葉町を奪われて』

発売:2013年1月28日



【目次】

一章 「悲しみの向こうに」

生きている声          
非日常の始まり―原発立地町からの脱出  
こんな死なせ方をして 
双葉町両竹の兄 
奪われた故郷 
浜通りの言葉 
阿武隈川の空を歩きたい 
退治できない物質 
サンプル採取の絶望 
猪苗代湖まで空気を吸いに    
見えない声 
浪江町の教え子 
悲しみの向こうに 

二章 「介護日記」

うめの木 
さくら 
お花紙入れ 
介護日記  
つ め 
砂 浜 
スリッパの音 
ふるさとの不思議 
介護番組の苦痛 
八月の雨 

三章 「緩やかな絆」

わずかな安堵 
緩やかな絆 
アーサーに聞いたこと 
優しいかがみ 
チェンジ 
お国ことば 
秋 雨 
月に酔う 
ゴッドハンド 
こんにちは! 
真夏の旅に 

解説 鈴木比佐雄   

あとがき 
略歴 


詩篇

「悲しみの向こうに」

日付変更線を超えて
文字が飛んできた
手のひらに抱かれた小さな液晶画面に
文字が飛び込んできた
ナイアガラの瀑布とどろくトロントから
光を浴びて飛んできた
女児出産、母子共に元気と

電線も橋も道もレールもない大空を
きらめきを載せて文字が飛んできた
待ちに待った十年のときも超えて
額をつけて年寄り二人で覗いては
声に出して読んでいる
女児出産 母子共に元気―娘より

風にささやく竹林の葉ずれ
父の植えた四〇本の梅ノ木の香り
八反の田の黄金の穂波
鮭躍る請戸川の岸辺 銀色のススキ揺れ
ここで生まれ ここで育ち
3・11あの日崩れた安全神話
放射能で汚れ尽くされたふるさとの全宇宙
真っ黒なカーテンで閉ざされた仮住まいに
心萎えうずくまる姉夫婦

日付変更線を超えて
光る文字が飛び込んできた
二人につながる小さな命の歴史が始まる
悲しみの向こうに
雲間から射す一条の輝き
原発に奪われた絶望を押しのけて
胸にうち寄せてくる希望のさざなみ
立ち上がって歩き出してくれるかもしれない
姉夫婦

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