コールサックシリーズ

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若松丈太郎
『若松丈太郎著作集 第一巻 全詩集』
〈核災〉はその土地に暮らす人々の生活を奪い、その土地と不可分で土着的な文化を破壊する恐ろしい災害である。そして、原子力村の強大な力とその権力の深い闇の内実も依然として曖昧なままである。わたしたちの文明の「夜の森」の深い闇をどこまでも凝視しつづけた詩人として、若松丈太郎さんはわたしたちの記憶にこれからもしっかりと刻まれていくことだろう。(齋藤貢 解説文より)

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解説:齋藤貢
A5判/480頁/上製本 ISBN978-4-86435-515-5 C0392
定価:4,400円(税込)

若松丈太郎『若松丈太郎著作集 第一巻 全詩集』

発売:2022年3月2日



目次

詩集 夜の森


恋びとのイマアジュ 
二人のカシオペイア 
雨期 
鶴に 
鶴に 
再会 
鶴 
ぼくら明日の肖像 


反逆の眼球 
どこかで 
情事 
もうひとつのおれ 
古い設計図 
窓 
崩壊 
貝の対話 


馬 
馬 
あいさつ 
陸橋 
サーチライト 
枯葉 
螺旋階段
断想 
トラヴァース 
鉄山幻想 
白い死 


落下傘 
火焔放射器 
ジェット爆撃機 
塹壕 
終戦 
馬 
手を放すな、回転鐙から 
不况
開拓部落 
一九五六年 秋 
音 
内灘砂丘 


記憶 
POINT OF NO-RETURN 
夜の森 
夜の森 
夜の森 

覚書

詩集 海のほうへ 海のほうから

海辺からのたより 一 
海辺からのたより 二 
海辺からのたより 三 
海辺からのたより 四 
海辺からのたより 五 
海辺からのたより 六 
海辺からのたより 七 
海辺からのたより 八 
海辺からのたより 九 
海辺からのたより 十
海辺からのたより 十一 
Oh! J’sais pas! ……けれど 
九艘泊 
海のほうへ 


北狄 一 
北狄 二 
北狄 三 
北狄 四 
北狄 五 
北狄 六 
北狄 七 
紫陽花の花 
野の馬を追う 
夏の日の夢
天明山 
宇多川 

沼 
恐山 
われらの森は北に 
夜の森 一 
呪術的な八十一行の詩
夜の森 二
夜の森 三
かかる憂き世に秋の来て


夜の森 四 
内灘砂丘 
みんな帰りたがっている 
電車の窓の顔 
炭化したパンのイメージ
右脇腹の痛み
ガマ 
十月の岸壁 
鉄山幻想
夜の森 五 
地層 
六歳の冬 
サンザシ 

あとがき 
付録 
若松丈太郎の詩 小海永二
「海辺からのたより」注解 古山哲朗 
日本現代詩文庫第二期③ 若松丈太郎詩集
『夜の森』拾遺
北国の詩 1 
北国の詩 2 
拾遺詩篇
望郷小詩―宮沢賢治による  variations
水沢
人首町 
北上川
風のかたまりの夜 
エッセイ
〝まれびと〟のこと 
松尾芭蕉の異装 
現代のアジール 
一篇の詩の予見 
地方での創作 
解説 稀に見る晴朗、堅固な批評精神 三谷晃一 
詩集 いくつもの川があって
甘酸っぱいにおいのバラード 
来るはずだったものは 
龍門石窟の老婆婆 
傷口のほの暗いひかり 

かなしみの土地

プロローグ ヨハネ黙示録 
1 百年まえの蝶 
2 五月のキエフに 
3 風景を断ちきるもの 
4 蘇生する悪霊 
5 《死》に身を曝す 
6 神隠しされた街
7 囚われ人たち
8 苦い水の流れ
9 白夜にねむる水惑星
エピローグ かなしみのかたち
いくつもの川があって
夜の惑星三篇
1 白夜にねむる水惑星
2 夜の川おと
3 発光する惑星 

あとがき

年賀状詩集

□一九九〇年
□一九九一年 
□一九九二年
□一九九三年 
□一九九五年 
□一九九六年
□一九九七年 
□一九九八年 
□一九九九年 
□二〇〇〇年 
□二〇〇一年 

■ご挨拶[あとがきに代えて]
詩集 越境する霧
やがて消え去る記憶 
竹刀とバット
あるべきでないうつくしさ
死んでしまったおれに
■■■、■■、■■■。 
万人坑遺址所懐 
ウィーン一九四五年の風邪 
霧の向こうがわとこちらがわ
1 ジェラゾヴァ・ヴォーラの空
2 ゲットー英雄記念碑のレリーフ 
3 監視塔のある世界 
4 スーツケースの名前 
5 霧の向こうがわ 
6 けむりなのか霧なのか 
7 コラール〈心よりわれこがれ望む〉
雨季に 
飛行機に向かって石を 
シュメールの竪琴 
ほんのわずかばかりの 

あとがき

詩集 峠のむこうと峠のこちら
五輪峠 
人首川 
向山 A
向山 B 
束稲山
館下
重染寺 
六日町 A 
六日町 B
花綵(あるいは挽歌) 
豊沢川

蛇のながい足

詩集 北緯37度25分の風とカナリア

偏西風にまかせて 
切籠に火を灯す 
田の神をもてなす 
暑湿の労に神をなやまし 
恐れのなかに恐るべかりけるは 
くそうず
とほとほし越の路のべ 
天のうつわ 
ほだれ様にまたがって
けもの奔りとり飛ぶ 
深い森の巨岩
オテンゴサマ咆える
歳の神の火祭り 
そばつゆにどっさりのおろし
阿吽のむこう
左下り観音堂まえ午睡の夢
空飛ぶさざえ堂
かつみかつみと尋ねありきて
酔っぱらっただるま
村境の森の巨きな神人
不条理な死によう
鄙の都路隔て来て
そっぽをむいたしるべの観音
赤い渦状星雲
鼻取り地蔵の左脚 
大熊 風土記71
みなみ風吹く日 
夢見る野の馬

あとがき

ひとのあかし What Makes Us
ひとのあかし
みなみ風吹く日 1
みなみ風吹く日 2 
神隠しされた街 

読者のみなさんへ 

コールサック詩文庫14 若松丈太郎詩選集一三〇篇
解説・詩人論
若松丈太郎詩選集に 石川逸子 
北狄の精神を問い続ける人 鈴木比佐雄

詩集 わが大地よ、ああ

見える災厄 見えない災厄 
町がメルトダウンしてしまった 
逃げる 戻る 
既視体験 
荒廃の気配 
知人たち
殺処分 
年間放射線量五ミリシーベルト
ある海辺の小学校 
こどもたちのまなざし 
ソンネ四篇
飯崎の桜 
萱浜の鯉のぼり 
新田川の鮭 
岡田の柚子 
五千七百年まえの景観 
柔和なまなざしの農夫 
表土を削って奪うもの 
ひとのあかし 
ひとであるあかしとして 
籾米を秋の田に蒔く
柵で封鎖された町 
行き場がない
不条理な死が絶えない
記号に代えられたいのち
地震に震える 
いしぶみ
記憶と想像
いいつたえ
わが大地よ、ああ 
わたしが生きた時代
わたしはなにをすればいい 
一匹かってに怒っている虫
なかったことにできるのか

あとがき

詩集 十歳の夏まで戦争だった

一九四一年の記憶 
櫟の赤い実 
生まれたころ 
開戦の朝の大本営発表 
国民学校に入学して
少国民から皇民へ
紙くずになった戦時国債 
制服のボタンが真鍮から木に 
食糧不足と配給制度
満十一歳からは青壮年国民として登録
父が召集される
神風特別攻撃隊 
同級生の父が玉砕
無差別大量殺戮 
敗戦と教科書の墨塗り
リンゴ箱のなかの本
全方位外交でいこう

おもな資料
あとがき 
解説 時代の狂気に抗う少年の批判精神 鈴木比佐雄

詩集 夷俘の叛逆
夷俘の叛逆 
土人からヤマトへもの申す
こころのゆたかさ 
三千年未来へのメッセージ 
自由ヲ保ツハ人ノ道ナリ 植木枝盛
北の海辺から 小田為綱 
自由や 自由や 我汝と死せん 苅宿仲衛 
若い二人を流れていたもの 小林多喜二・今野大力
戦争はひとを殺す 矢部喜好 
俺達の血にいろどった世界地図 鶴彬 
鳥になりました 亀井文夫 
いちばんの味方は事故 舛倉隆 
戦争いらぬやれぬ世へ むのたけじ 
こどもたちがいない町
むしゅぶつ 
避難指示はないけれど 
こどもたちの未来のために 
二〇一六年の春に 
避難指示の解除 
原因者が決めることなのか 
八年目になったばかり 
ふたつの八年という時間
墨の上塗りという行為について 
「積極的平和主義」って? 
軍備はいらない 
のようなもの 
おらだの重宝なことば
未来を標的にする戦争
「遠交近交」策はいかが
積極的非暴力平和主義の理念を貫きたい
戦争したがっている国がある 
平和のうちに生存する権利 
さっさとおひきとりを! 
ハエという存在
白旗をかかげて生きよう
いま求められていること 
二〇一七年秋にこんなことが 
ひとについて 
ひと由来の 
ひとにはことばがある
一羽の駝鳥 
これからなにをするの? 

跋 425
解説 〈東北の土人〉〈地人の夷狄〉の基層を探索する
鈴木比佐雄 

単行本未収録詩篇
きけわだつみのこえ 
鮫肌の夜の幻想 
貝 
漁港 
欠落の季節 
薄明の海辺、野火のように
一 死骨崎が見える峠 
二 霧が海から 
三 重ねてこの秋も 
四 天保七年極月の寄合い 
五 藩領塚から
六 天保八年正月の寄合い
七 北辺の思想 
八 わらしの四季 
下北素描
吹越 
仏ヶ浦 
大間崎 
大畑 1
大畑 2 
尻屋崎 
猿ヶ森 
厳寒の冬が来る 
猶予期間に 
はるかからの波 
陸中国江刺県花輪の冤罪事件(前)
陸中国江刺県花輪の冤罪事件(後)
わが国は放置国家です
見通しが立たない見通しです
公園の蟻んこたち 
強盗トラブル キャンペーン
北緯三七度四〇分東経一四一度
未知の若い友人へ 
(小さな内庭があって)

『若松丈太郎著作集第一巻 全詩集』解説
文明の深い闇を凝視しつづけた詩人 齋藤貢

編集付記

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